日本の子供たちが、英語を身につけて ミライに羽ばたくために。

2024.01.23

英語の音遊びは、読む力を養うか?

英語の音遊びは、読む力を養うか?

論文タイトル:Improving reading readiness in kindergarten children through early phonological awareness interventions

早期の音韻認識トレーニングを通じて幼稚園児の読みのレディネスを向上させる(IBS訳)

論文著者・出版年:Bdeir, M., Bahous, R. and Nabhani, M.(2022)

掲載ジャーナル: Education 3-13, 50(3), pp.348-360

アクセス: https://doi.org/10.1080/03004279.2020.1851740

レビュー著者:Paul Jacobs

翻訳:佐藤有里

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まとめ

● 言語の音を認識し、その音で遊ぶこと(音韻認識能力)は、リーディングを学ぶうえで非常に重要である。

● 音韻認識のトレーニングを受けた未就学児は、英語の音を操作する能力が有意に向上した。これは、明示的な指導が読みの準備となるスキルを向上させるうえで有効であることを示している。

● 歌をうたったり、音に関連したゲームをしたりするような、聞くこと・話すことが中心の楽しい英語の音韻アクティビティに参加させることは、子どもたちが読んだり書いたりできるようになる前に英語のリテラシー(文字を読み書きする力)・スキルを養うことができる。

 

音遊びから始める「音韻認識能力」

日本を含むアジア諸国の多くでは、親たちは子どもにできる限り早くから英語学習を始めさせたいと切望しています (Nakamura, 2021; Seo, 2021)。日本の公立学校では小学3年生から正式に英語の授業が始まるにもかかわらず、通常の教育・保育時間内に英語の活動を取り入れる保育所・幼稚園が増えています (ベネッセ総合教育研究所, 2019; 保育のお仕事レポート, 2018)。このように英語教育が早期化している傾向は、「英語はあらゆる場面で役立つグローバルな言語だ」という認識から生じています。

「バイリンガル・プリスクール」や「イマージョン・プリスクール」の数は増えつつありますが、日本の子どもたちの大多数は、英語の活動を1週間のうち1時間取り入れているような園に通い、その子どもたちの親は英語が母語ではありません。このような状況からは、重要な問いが生まれてきます。幼い学習者たちにとって、どのような英語に触れることが役に立つのか、という問いです。先行研究では、幼い英語学習者の音韻認識能力を発達させることを中心にした取り組みが重要だと強調されてきました (Choe, Lee, and So, 2020)。

音韻認識能力には、言語の中にある音を認識して操作する力が含まれます。例えば、音声の中から単語を識別したり、韻(※1)や音節(※2)、音素(※3)を認識したりすることです。音韻認識能力は、リスニングやスピーキング、ライティングの能力を支えますが、リーディング能力を伸ばすための基礎的なスキルに最もよく関係しており、これはどの言語にも関わることです (Grosjean & Li, 2013; Branum-Martin et al, 2015)。

一般的に、音韻認識能力の発達は、単語を認識する力、音節を認識する力、ライム(韻を踏んでいること/脚韻)を検出する力、音素を認識する力、という段階で進みます (Gillon, 2018)。単語を読む力を伸ばすために必要な音韻認識能力のレベルは、言語によって異なります。例えば英語では、音素の理解が読めるようになるために不可欠です。しかし、日本語では、音素よりも音節の単位を認識する力のほうがひらがなを読むために重要です(池田(Ikeda), 2016)。

音韻認識能力は、幼少期から発達し始め、3~7歳まで発達し続けます(参照: 原, 2003;Gillon, 2018)が、特定のトレーニングによってさらに向上させることができます。これは、英語学習者にとっても重要なことです。音は言語によって異なり、英語にはその子どもの母語にはない音があるかもしれないからです。特にプリスクールや家庭といった環境では、子どもが単語の意味をまだ理解していなくても英語の音を聞き分けられるように、教師や親が手助けをすることができます。遊びのような取り組みを中心にできますし、幼い学習者には適しています。

特に、日本人にとっての英語のように、母語と文字体系が大きく異なる第二言語の場合、読みを学ぶことは困難です。とはいえ、音韻認識のトレーニングが読みの準備となるスキルを向上させるのであれば、将来的には英語の読み書きスキルの向上につながるかもしれません。レバノン共和国で行われた最近の研究は、まさにこのテーマについて調査したものであり、音韻認識トレーニングが幼いEFL学習者(外国語としての英語(English as a Foreign Language)を学ぶ子ども)にとって有益かどうかをある程度明らかにすることができます。

 

研究内容:プリスクールにおける音韻認識トレーニング

Bdeirら(2022)は、レバノンでプリスクールに通う5~6歳の園児107人を選んで研究に参加してもらいました。子どもたちは、実験群と統制群の2グループに分けられました。統制群の子どもたちは、通常のカリキュラムに参加し続けます。例えば、フォニックス指導(単語の読み書きを目的として音素と文字を結びつけられるようにすることを中心としたプログラム)、活字の知識や語彙力、リスニング力を伸ばすための活動です。音韻認識のスキルを明示的に教えることはありません。実験群の子どもたちは、この通常授業に加え、12週間にわたって、音韻認識のスキルを体系的に指導する15分間のセッションに参加しました。2グループの主な違いは、統制群の子どもたちが主に音素レベルの指導を中心に受けることです。一方、実験群の子どもたちは、単語、ライム、音節、音素という4つのレベル(単語を形成する音の単位)すべてに焦点を当てた指導を受けます。さらに、15分間のセッション中は、口頭と筆記の両方で指導を受ける統制群とは異なり、口頭のみで指導が行われます。

この研究における問いは、未就学児の音韻認識能力を発達させるための12週間の介入プログラムはどれくらい効果的か、ということです。さらに、統制群と実験群の間で、読みの準備となるスキルにどのような違いが見られるのか、という点も調べられました。

この介入プログラムは、音韻認識の4つのレベルで構成されました。単語の認識、ライムの認識/産出、音節の結合/分節/削除(※4)、音素の削除/取り出し/分節/結合/置き換えを教えることを目的とした50種類の口頭アクティビティがあります。まず、話しことばの文から単語を検出するアクティビティから始まり、ライムのアクティビティ、音節のアクティビティ、そして最も難しいスキルと言われる音素のアクティビティ、という順で進みました(Gillon, 2018)。

子どもたちは全員、介入プログラムへの参加前後に1回ずつ、P.A.S.T.(Phonological Awareness Skills Test)を使って音韻認識能力を評価されました。P.A.S.T.は、子どもたちがトレーニングを受けた音韻認識の4つのカテゴリーについて能力を測るテストです。研究者らはまた、両グループを指導しながら観察したことについて教師から報告してもらいました。

 

研究結果:実験群の子どもたちは、音韻認識能力が向上した

12週間の介入後、研究者らがデータを集めて分析しました。音韻認識能力の事前テストでは、介入プログラム参加前は、二つのグループのスコアが同程度であることが確認されました。音素の取り出しは、多くの英語学習者にとって難しいスキルであるにもかかわらず、はじめから両グループとも、最初の音を認識するタスクで高得点を出しています。プリスクールの通常プログラムで行われていたフォニックス指導が音素の取り出しに重点を置いていたため、子どもたちはすでにこのスキルに長けていました(実験群の平均スコア:10点中8.9点、統制群の平均スコア:10点中7.9点)。ほかの音素に関するスキルの平均スコアは、10点中5点を下回っています。

介入プログラム参加後のスコア分析によると、実験群の子どもたちは、音韻認識能力に関するすべての領域で統制群の子どもたちを上回り、参加前よりも有意に向上していました(参加前の平均スコア:100点中53.91点、参加後の平均スコア:100点中88.06点)。 一方、統制群では、最初の音を認識するタスクでの音素取り出し以外は、有意なスコア向上は見られませんでした。これは、”sun “の/s/のように、単語の最初の音を識別する能力です。このスキルは、標準的なフォニックス指導で練習されたものであり、両グループのスキル向上を支えたと思われます。しかし、子どもたちが通常のフォニックス指導プログラムで練習していた最終音(例:”sun “の/n/)の音素を取り出すスキルについては、実験群の子どもたちだけが向上しました(参加前の平均スコア:10点中4.59点、参加後の平均スコア:10点中8.57点)。論文の著者らは、音韻トレーニングがいかにフォニックス指導を支えているかもわかる結果だという考えを示しています。

 

授業観察

授業を観察した研究者らは、二つのグループ間の違いを強調しています。音韻トレーニングを受けなかった子どもたちが文字を見ている場合にのみ音韻スキルを発揮できることに注目しました。つまり、音声を聞くだけの場合は、音の分節や結合ができなかったのです。それに対し、音韻トレーニングを受けた子どもたちは、音声を聞くだけの場合と文字を見ている場合の両方でスキルを発揮できました。音声を聞きながら音を操作する能力は、すべての子どもたちが取り組んでいる基本的なフォニックスのスキルである、文字と音を結びつけるスキルをより熟達させることにつながっていました。また、実験群の子どもたちの多くは、その単語をよく知っているかどうかにかかわらず、音を結合して単語をつくったり、単語を音に分節したりすることができました。その一方で、統制群の子どもたちは、その単語をよく知っている場合のみ、音の結合や分節ができました。

この研究では、ほかのスキルに関するデータは特に収集されていませんが、実験群の子どもたちの音韻認識スキルがリスニング力、語彙力、口頭でのコミュニケーション力など、ほかの領域にも役立っている、と教師がコメントしています。この子どもたちは、常に言語の音に注意を払っていたからです。

 

考察:音韻トレーニングが幼児期の学習者に与える影響

この研究結果は、音韻認識トレーニングを直接受けた子どもたちの音韻認識能力が各分野で向上したことを明確に示しています。実験群の子どもたちのスコアは、両グループが通常のカリキュラムで学んでいた音素認識の分野でも、統制群の子どもたちを上回りました。

 

なぜ、このトレーニングが効果的だったのか?

・明示的な指導が重要

著者らは、この結果が出た要因として考えられることを三つ挙げています。一つ目は、暗示的な指導ではなく明示的な指導が、第一言語(母語)でない音声から音を区切るのが苦手な学習者を手助けしたことです。明示的な指導には、新しく学ぶスキルをはっきりと示すこと、生徒がフィードバックを受けながら練習する機会を提供すること、体系的な授業進行になるよう計画することなどが含まれます (Vaughn and Fletcher, 2021)。音声を聞いて音を文字に変換できるようになることは、言語を話せるようになることと比べると自然なプロセスではないため、このような明示的指導が生徒にとって役立ちます。よって、聞き慣れない音を教え、はっきりと識別できるようにすることで、子どもたちはそれらの音に慣れることができたのです。

 

・話しことばに含まれる音を識別する能力を伸ばすことが読みの基礎づくりに役立つ

二つ目は、インプットの方法が異なっていたことです。実験群の子どもたちは口頭でのインプットを通じて学習しましたが、統制群の子どもたちは文字を通じて学習しました。両グループとも音素の音を学んでそれを文字に結びつけるフォニックスを学びましたが、実験群の子どもたちだけが文字なしで音素を識別する練習をしました。これが、音に文字を当てる前に頭の中で音を分けたりまとめたりする練習になっていました。研究者らは、実験グループの子どもたちがこの方法で音を操作する練習をしていたため、この子どもたちだけが、たとえ知らない単語であっても、音声で聞いた単語の最初の音を識別できることに注目しました。読み書き能力に関する研究によると、これは有用な能力であることが証明されており、子どもたちがアルファベットという記号を解読するためには、聞いた音声から音素の単位を識別できなければならないと言われています (Castles et al, 2018)。

 

・音素の認識能力を支える「より簡単な」音韻認識スキルの役割

三つ目は、単語の概念理解、ライミング(韻を踏むこと)、音節関連のスキルなど、音韻認識能力のうち「より簡単な」分野を伸ばすことが音韻スキルを強化したことです。音韻認識能力に関しては、音素を認識する力が読む力の最も有力な予測因子ではあります (Melby-Lervåg et al, 2012)が、この分野だけに焦点を当てるのではなく、音韻認識の各スキルを段階的に積み上げていくことで、音韻認識の最も重要なスキルの基礎固めができるのではないかと考えられます。学習者は、このアプローチにより、読みとリテラシーの基礎をしっかりと築くことができます。音韻認識能力を身につけることが最終目標ではない、という点を覚えておくことは重要です。その目的は、音と文字を結びつけられるようにし、読み書きのスキルにつなげることです。そのため、専門家らは、基礎的なスキルが確立したら、速やかに文字を導入することを勧めています (Gillon, 2018)。

 

この研究は、日本にどのように関係しているか?

口頭でのインプットを通じて音韻認識のスキルを伸ばすことは、英語を学んでいる日本の幼児にとって特に役立ちます。日本の公立学校では小学3年生以降でないとアルファベットが正式に導入されませんが、音韻認識に焦点を当てるアプローチでは、そのアルファベットを最初に学ぶ必要はありません (アレン玉井, 2019)。さらに、この口頭でのトレーニングは、やがてアルファベットに触れるようになったときにも、すでに音韻認識能力の基礎が固まっているため、大いに役立ちます。音韻認識のトレーニングを幼少期の言語指導に取り入れることによって、将来の学習と言語発達のための強固な基盤が確立されやすくなります。

同じように、音韻認識能力の発達に重点を置くことは、幼児期に家庭での英語学習(おうち英語)をする子どもたちにとっても、特に親が英語に堪能でない場合、やりやすい取り組みです(下記の「実践的な応用」を参照)。この幼児期の段階で英語の音に対する感受性を養うためには、膨大な語彙力は不要です。しかし、継続的にインプットを受けて単語に注意を向けることを通じて、語彙も増えていくでしょう。 以下、音韻認識のスキルを養うアクティビティの例をいくつか挙げます。

 

実践的な応用

幼い学習者が教材に夢中になるためには、そのアクティビティが楽しいものであり続けることが重要です。そのため、ゲームや歌、物語を使うことが推奨されています (Thieme et al, 2021)。

話しことばや歌に含まれる単語を認識するアクティビティ:

子どもが好きな英語の歌を選ぶ。その歌をうたいながら、歌詞に含まれる重要な単語(キーワード)に気づけるよう手伝う。例えば、『Itsy Bitsy Spider』(童謡:小さなクモさん) の歌の中で、spider(クモ)という単語を聞かせる。キーワードが出てくるたびに手をたたく。これを歌の中のさまざまな単語で行う。

 

ライミングのアクティビティ:

・韻を踏んでいることがわかりやすい物語を読む。例えば、『Hop on Pop』(Dr Seuss著) や 『Frog on a Log』(Kes Grey著) など。

・韻を踏んでいる歌を聞く。例:“Bingo was his Name-o.”

・子どもたちがライミングの概念を理解したら、「動物」などのテーマを決め、絵カードで見ているものと韻を踏む単語を言ってもらう。例:ブタ(pig)であればdig、fig、bigなど、ヤギ(goat)であればboat、coatなど。※Gillon(2018)による提案

 

音節認識のアクティビティ:

音韻認識能力は、あらゆる言語で重なり合う一般的なスキルです(Grosjean & Li, 2013)。そのため、日本語でこのスキルを伸ばせるように手助けすることも不可欠です。日本語でも英語でも、音節を意識させるのに最適な遊びの一つに「しりとり」があります。

 

音素認識のアクティビティ:

子どもが知っている単語が出てくる物語を読んだり、その映像を見たりする。その物語に出てくるキーワードを繰り返し言う。そのキーワードを注意深く聞いて、同じ音で始まる単語を見つけるように言う。

例:“Do dog and donkey start with the same sound?”(dogとdonkeyは同じ音で始まりますか?)、“Do cow and farm start with the same sound?”(cowとfarmは同じ音で始まりますか?)※Gillon(2018)による提案

子どもが言語に含まれる音に対する意識を高めるための方法は数多くありますが、興味のある方にとって、ここで紹介したものは出発点になります。

 

読み書きの力を伸ばすためには、音韻認識能力だけではなく、多くの能力が必要

上述の研究 (Bdeir et al, 2022)によると、読んだり書いたりする前の段階で音韻認識能力に重点を置くことは、リテラシーの発達を支える基礎的スキルを伸ばすうえで好影響を及ぼします。これは、明示的な指導、口頭でのインプット、音韻認識能力に含まれる4技能(聞く、話す、読む、書く)すべてに焦点を当てることで達成できます。同時に、音韻認識能力だけでは流暢な読みにはつながりません。そのほかのスキルも必要です。例えば、文字と音の結びつきに関する知識(フォニックス)、語彙、文中における単語の働きに関する知識(形態素の認識)、背景知識があります (さらなる考察については、Castles, Rastle and Nation,(2018)を参照)。

 

(※1)英語で韻を踏む単語は、一般的に、語尾の音が同じである。例えば、sun(s-un)、fun(f-un)、run(r-un)やcat(c-at)、hat(h-at)、bat(b-at)など。

(※2)音節は、単語の形成に寄与する音の単位である。語のリズムを形成し、通常、子音-母音-子音(CVC)の配列または子音-母音(CV)の構造になっている。例えば、computerという語はcom-pu-ter(3音節)、windowという語はwin-dow(2音節)というふうに音節で区切ることができる。

(※3)音素は、音声(話しことば)の最小対立の単位であり、単語の意味を変化させる(例えば、 catと matの場合、/k/と/m/は別の音素に属する)。

(※4)アクティビティの例:

【音節の結合】 教師:「どんな単語が聞こえますか?“bas – ket – ballball”」 → 子ども:「basketball」
【音節の分節】 教師:「basketballにはどんな音節がありますか?」 → 子ども:「bas – ket – ball」
【音節の削除】 教師:「weaverと言ってください」「では、もう一度言いましょう。ただし、weaは言わないでください」 → 子ども:「ver」

 

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◾️関連記事

小学校英語教育では、「音」を大切にした読み書き指導が必要 〜青山学院大学 アレン玉井教授インタビュー(前編)〜

 

参考文献

Bdeir, M., Bahous, R. and Nabhani, M. (2022). ‘Improving reading readiness in kindergarten children through early phonological awareness interventions’, Education 3-13, 50(3), pp. 348–360. Available at:

https://doi.org/10.1080/03004279.2020.1851740

 

Branum-Martin, L., Tao, S. and Garnaat, S. (2015) ‘Bilingual phonological awareness: Reexamining the evidence for relations within and across languages’, Journal of Educational Psychology, 107(1), pp. 111–125. Available at:

https://doi.org/10.1037/a0037149

 

Castles, A., Rastle, K. and Nation, K. (2018) ‘Ending the Reading Wars: Reading Acquisition From Novice to Expert’, Psychological Science in the Public Interest, 19(1), pp. 5–51. Available at:

https://doi.org/10.1177/1529100618772271

 

Choe, S., Lee, K. and So, Y. (2020) ‘The Effects of Phonemic Awareness Instructions on L2 Listening Comprehension: A Meta-Analysis’, The Journal of AsiaTEFL, 17(4), pp. 1294–1309. Available at:

https://doi.org/10.18823/asiatefl.2020.17.4.9.1294

 

Cummins, J. (1981) ‘The Role of Primary Language Development in Promoting Educational Success for Language Minority Students’, in California State Department of Education (ed.) Schooling and Language Minority Students: A Theoretical Framwork. Los Angeles: Evaluation, Dissemination and Assessment Center, California State University, pp. 3–49. Available at:

http://rgdoi.net/10.13140/2.1.1334.9449

 

Gillon, G.T. (2018) Phonological awareness: from research to practice. Second edition. New York: The Guilford Press.

 

Grosjean, F. and Li, P. (2013) The Psycholinguistics of Bilingualism. 1 edition. Hoboken: Wiley-Blackwell.

 

Melby-Lervåg, M., Lyster, S.-A.H. and Hulme, C. (2012) ‘Phonological skills and their role in learning to read: a meta-analytic review’, Psychological Bulletin, 138(2), pp. 322–352. Available at:

https://doi.org/10.1037/a0026744

 

Nakamura, J. (2021) ‘English parenting for Japanese parents: A critical review of advice in self-help books for raising bilingual children in Japan’, English Today, pp. 1–6. Available at:

https://doi.org/10.1017/S0266078421000286

 

Seo, Y. (2021) ‘An emerging trend in English education in Korea: “Maternal English education” ( eommapyo yeongeo ): Challenges and strategies in raising a bilingual child as a nonnative speaker’, English Today, 37(3), pp. 163–168. Available at:

https://doi.org/10.1017/S0266078420000048

 

Thieme, A.-M. et al. (2021) ‘The effects of foreign language programmes in early childhood education and care: a systematic review’, Language, Culture and Curriculum, pp. 1–18. Available at:

https://doi.org/10.1080/07908318.2021.1984498

 

Vaughn, S. and Fletcher, J. (2021) ‘Explicit Instruction as the Essential Tool for Executing the Science of Reading’, The Reading League journal, 2(2), pp. 4–11.

 

ベネッセ総合教育研究所(2019). 第3回 幼児教育・保育についての基本調査 速報版.

https://berd.benesse.jp/jisedai/research/detail1.php?id=5444

 

保育のお仕事レポート (2018) 英語が得意な保育士さん必見!幼児英語教育のメリットとデメリット|保育のお仕事レポート, 保育のお仕事レポート. Available at:

https://hoiku-shigoto.com/report/archives/5277/

 

原恵子 (2003) ‘子どもの音韻障害と音韻意識’, コミュニケーション障害学, 20(2), pp. 98–102.

 

 

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