日本の子供たちが、英語を身につけて ミライに羽ばたくために。
2025.01.28
秋山 友香講師(東京大学)へのインタビュー記事 後編です。後編では、オンライン国際交流を計画するうえで大切なポイントについて紹介します。
―オンライン国際交流のプロジェクトを担当している教師のみなさんは、世界中にいらっしゃると思います。プロジェクトを計画するうえで大切なことは何だと思われますか?
まずは、パートナーとなる国のコーディネーターと良い協力体制であることが大切だと思います。
相手国のコーディネーターの協力があまり得られず、自分一人がディレクターとしてプロジェクトをまとめなければいけない、という経験が何度もあるのですが、とても難しかったです。
いま担当しているプロジェクトは、テレコラボレーションの学会で出会ったプリンストン大学の先生がパートナーなのですが、双方がテレコラボレーションについてよく知っているので、お互いに補完し合いながらうまく進められています。
―交流のパートナーは、大学・学校や教師同士のつながり以外の方法で探すこともできるのでしょうか?
例えば、ヨーロッパの研究者の方々が立ち上げた「UNICollaboration(ユニコラボレーション)」(※2)という組織をはじめにご紹介しましたが、ここでパートナーのマッチング会がときどき行われています。
メーリングリストに登録しておくと日程などのお知らせが来るので、交流のパートナーを探す方法の一つだと思います。
ただ、ヨーロッパの国が多いので、日本語を学んでいる学生・生徒はあまりいませんし、時差の問題もあります。
また、パレスチナとイギリスとの交流プロジェクトでは、パレスチナ側のインターネット環境の問題でビデオ通話ができず、テキスト(文字)のやりとりで終わってしまったということがありました。
社会の違いによって大きな障害が出てくる可能性もありますので、その点も考慮しながらパートナーの国や大学・学校、コーディネーターを見つけて、良い協力関係を築くことが大切だと思います。
―パートナーのコーディネータと一番初めに取り組むべきことは何でしょうか?
このプロジェクトで何を達成したいのかという目的意識をはっきりとさせてお互いに共有できていることがとても大切だと思います。
例えば、日本側は工学系の学生の英語教育の一環としてテレコラボレーションをしたいとします。そうすると、交流の中でプログラミングや環境・エネルギー問題など工学系の内容を扱わなければいけません。
でも、もしアメリカ側の参加者の目的が日本語学習で、日本語が初級レベルだった場合、工学系の内容について話せるような日本語力はありません。
そうすると、目的も外国語力も不一致なので、プロジェクトを計画することは本当に難しくなります。
―同じような悩みや苦労を抱えていらっしゃるコーディネーターの先生方は多いかもしれませんね。
そうですね。目的に基づいてタスクやツール、アセスメントなどを選定していきますから、相手のコーディネーターときちんと目的意識を共有できていることはとても大切です。
交流の目的が外国語学習なのであれば、言語学習につながるタスクを考える必要があります。もし外国語学習と異文化理解が同じぐらい重要なのであれば、その二つが混ざったようなタスクを考えることができます。
もし異文化理解だけが目的なのであれば、相手が日本語学習者であっても、日本語ではなく英語で話したほうが効果的かもしれません。
―では、狙った効果を出すためには、どのようなことが大切でしょうか?
異文化理解が主な目的である場合、オンラインで異文化に触れるという体験は、特に小中学生や高校生であれば大きな意味があることなので、1回でも2回でもインパクトはあると思います。
ただ、言語の力を伸ばすことを目的にするのであれば、やはり長期的に交流を続けられたほうが良いですね。
例えば、日本人学生とアメリカ人学生が1週間に1回、60分間の交流をするeTandem(E(イー)タンデム)の場合、そのうち30分は日本語、残り30分は英語を使って話す、というふうになります。
そのような短時間の交流がたった3回で終わってしまったら、言語の面ではあまり効果が得られないでしょうから、何週間も繰り返して行う必要があると思います。
―学生のサポートに関しては、どのようなことが大切だと思われますか?
事前のトレーニング、交流後のフォロー、リフレクション(振り返り)の時間が本当に大切だと思います。
このような教師によるサポートがないと、ステレオタイプを生んでしまったり、ミスコミュニケーションによってパートナーとの関係性がどんどん悪化してしまったりすることがあります。
―事前のトレーニングでは、どのようなことをされていますか?
会話スタイル(※1)について理解してもらうようにしています。
まず、国の違いだけではなく、女性・男性の違い、地域の違い、社会経済的地位の違いも含めて、異なる文化の間ではコミュニケーションのスタイルが違う、ということを話します。
それからシナリオに基づいたロールプレイを行って、このスタイルの人とこの人が話し合ったときにどういうことが起きるのか、ということを考えてもらいます。
コミュニケーションの中で起きたことを一緒に振り返って、どうすればうまくいったのかを話し合ったりするんです。
一対一の関係性の中で行われる交流プロジェクトでは、何かコミュニケーションがうまくいかなったときに相手のことが嫌いになってしてしまうことが多いです(Akiyama, 2017)。
そういうときに、「もしかしたら文化の違いによるコミュニケーション・スタイルの違いでこうなっているのかもしれない」と考えて、コミュニケーションを客観的に見ることはとても大切だと思っています。
―先生が実践されているテレコラボレーションでは、教師が交流の場にいるわけではないですよね。実際に交流が始まったあとは、どのようにフォローされているのでしょうか?
交流の始まりと終わり、交流中にうまく話せているかどうかをできる限りビデオ通話の録画データでチェックして、学生たちにフィードバックするようにしています。
また、毎回のやりとりのあとに振り返りをしてもらって、どこがうまくいったか、どこを改善できるか、ということをGoogleフォームで送ってもらいます。
いま取り組んでいるプロジェクトでは、学生と対面で会う機会も2週間に1回ほどありますので、そのときにみんなで話し合う機会も設けています。
例えば、やりとりがうまくいってないようであれば、「それはコミュニケーション・スタイルの違いで起こっているのかもしれませんよ」ということばをかけるだけで、客観的に自分たちのコミュニケーションについて考えることができるようになります。
録画データを見せながら「ここでこういうふうにしていたから、こうだったのかもしれませんね」と一緒に振り返ったり、「相槌の打ち方を少し変えてみたら?」、「こういう質問の仕方にしてみたら?」というようなフィードバックもしています。
―実際に先生が介入したことで、学習者の態度や意識が変わったという事例がありますか?
そうですね。相手のことが嫌いになってしまっていた学生が「そういうことか」と理解して次回からうまくやりとりができるようになるケースはありました。
コミュニケーションのスタイルを急に大きく変えることは難しいにしても、意識を高めて少しずつ行動を変えられる学生はいますから、その後のやりとりがうまくいき始めることはあります。
また、「会話スタイルは相対的なものであって絶対的なものではない」ということをいつも学生に伝えています。
例えば、「high-involvement(高関与)」(相手の話に対して質問したり自分の話をしたりして積極的に関わる)と「high-considerateness(高配慮)」(自分が話すことは控えて聞き手に回る)という会話スタイルがあります。
ある人と話しているときはhigh-involvementであっても、ほかの人と話すときにはhigh-consideratenessになるかもしれません。会話スタイルは、相手との関係性の中で決まる、ということですね。
―秋山先生は、もともとマサチューセッツ工科大学(MIT)でテレコラボレーションのプロジェクトを担当されていました。いまは、MITの交流パートナーである東京大学の工学部にいらっしゃいますが、どのようなミッションがありますか?
私が所属している国際工学教育推進機構は、工学系の学生のためだけに国際教育をしている、日本の中ではめずらしい場所だと思います。
もちろん、工学部の中で国際教育をしている大学はほかにもありますが、教養としてのアカデミック・イングリッシュ(学術分野で必要とされる英語力を学ぶ授業)がメインで、1-2年生で終わることが多いです。
でも、東京大学の国際工学教育推進機構は、1・2年で教養としての英語を学んできた3・4年生から大学院生までを対象にしています。将来、工学者として世界に羽ばたけるような力やスキルが身につくようにサポートすることがミッションです。
ですから、英語教育でも異文化理解教育でも、工学に特化した授業内容にすることを常に意識しています。
―国際教育という観点では、工学系の学生たちにはどのような現状や課題がありますか?
東京大学の工学研究科は、学生の3割が留学生なので、研究室が国際交流の場になっています。研究室は、学生たちが家族のような関係性になる場所でもあるのですが、外国籍であっても日本人であっても、お互いにうまく交流できない学生が一定数いることに気づきました。
そして、その交流の障害になっているのは言語の壁であり、Lingua Franca(リンガフランカ/共通語)として英語を使う力だと強く感じています。
その障害を乗り越えようとして、いろいろなイベントに参加して英語を身につけようとがんばっている学生もいますが、「もう留学生とは交流しない」、「必要最低限なコミュニケーションに留めて友だちとしての会話はしない」という姿勢の学生も見てきました。
―日本の学生たちは内向き志向になっているとよく言われますが、工学系の学生たちにもそのような傾向は感じられますか?
そうですね。交換留学に行くのを躊躇する学生は結構います。
学部1、2年生(教養学部前期課程)を対象とした授業も担当しているのですが、大学前期のときは「留学に行きたい」と目を輝かせている学生が多い印象があります。
でも、研究活動や就職活動などで忙しくなると、留学を先延ばしにしてしまって結局行かずに終わってしまうようです。
ただ、10年ほど前に私がMIT側でテレコラボレーションのコーディネーターをしていたときに交流相手だった東大の工学系学生たちと比べると、いまの学生のほうが英語力は高いように思います。
流暢に英語を話す学生たちの中には、留学経験がないけれど洋楽を聞いてきた、海外のYouTuberが好き、という学生もいますので、そのような英語インプットのおかげなのかもしれません。
―工学系の学生たちを対象にした国際教育には、具体的にどのような取り組みがあるのでしょうか?
とにかく外に目を向けてもらえるように国際交流の機会を増やす取り組みをしています(※3)。
例えば、毎週金曜日の昼休みに留学生と日本人学生が交流するイベントを設けて、お互いに理解が深まるような場をつくっています。
アメリカ、スウェーデン、ドイツ、インドの大学など、いろいろな大学とオンラインで交流するテレコラボレーションのプロジェクトも行ってきました。
経済的に留学が難しい学生たちも、少なくともオンラインで海外とつながる体験をしてもらえるようにしています。
また、東京大学はやはり研究ベースの大学なので、研究活動のサポートをするための英語教育を行っています。
例えば、自分が取ったデータに基づいて論文を一つ仕上げる授業や、その論文に基づいた学会発表の練習をする授業です。
そのほか、トレーニングを受けた留学生による英語ライティングの助言や指導(※4)、オンライン英会話、ワークショップや講演会の企画など、授業だけではなく単位なしのプログラムも拡充しながら学生たちをサポートしています。
―経済的な事情や就職活動などが理由で留学に行くタイミングを逃してしまう学生もいることを考えると、テレコラボレーションなどのオンライン国際交流は重要な取り組みですね。オンライン国際交流は留学の代わりになると思われますか?それとも何か限界があるでしょうか?
留学の良い点は、現地に自分の身を置いて、その現地で誰かと一緒に授業を受けたり食事したりイベントに参加したりしながらお互いに交流することで、細胞レベルで何か刺激を受けられることだと思います。
でもオンラインでは、そのような人とのつながりや刺激を体験するうえでまだまだ壁があります。
その壁を打破するためにVRを活用したテレコミュニケーションに取り組む大学も結構ありますが、それでもやはり留学にはかなわないかもしれません。
ただ、海外に行ったことがない学生には、オンラインで海外の学生とつなげることで「こういう世界があるんだ」という気づきを与えることができます。
それをきっかけに留学に興味を持って、経済的な事情がある学生も「奨学金をもらって留学しよう」と思えるところまでモチベーションを高めたりすることができるかもしれません。
オンライン国際交流は、留学の代わりとしては限界がありますが、学生たちが外の世界に目を向ける手助けになるのではないかと思います。
―工学系の学生たちには、どのような姿になってほしいと期待していらっしゃいますか?
言語の面では、工学系の知識や自分の伝えたいことについて物怖じせず人に伝えようとする態度を身につけてもらいたいです。
工学系の学生たちにとっては、英語はツールであり、英語を使って何かをすることが重要です。
これまで、テレコラボレーションを通じて「comprehensibility(コンプリヘンシビリティ/発話のわかりやすさ)」が向上するかどうかを研究してきましたが、英語を使うときにある程度のミスが出るのは当たり前です。ミスがあっても相手に伝わればいいんです。
例えば、ジェスチャーを使う、表を見せる、黒板に式を書くなど、どんな方法でも良いので、「とにかく伝えよう」という意識を持って英語を使えるようになってほしいと思います。そのような姿勢で英語コミュニケーションができる学生を育成するための授業も展開しています(※5)。
異文化理解の面では、自分の殻に閉じこもらないで、まずはキャンパスのリソースを使ってほしいです。
先ほどお話しした通り、やはり大学院生の3割が留学生という国際的な環境で学んでいるので、どんどん交流イベントに参加してもらいたいです。
そして、工学系の学生だからこそ、AIなどのテクノロジーをうまく活用して、英語学習を自律的に進めたり、AIツールを効果的に使って論文を書く技術を身に着けてほしいと思っています(※6)。
画像:東京大学 インターナショナルラウンジ インスタグラム @ilatutokyo(2024年10月25日投稿)
―秋山先生は、子どもを対象に日本語や英語を指導された経験ももっていらっしゃいます。小学生を対象としたテレコラボレーションの可能性については、どのように考えていらっしゃいますか?
オーストラリアの小学校で日本語指導のボランティアをしていたことがありますが、低学年の子どもたちはモニターの前にじっと座っていることが難しいです。
ですから、低年齢の場合は、対面での交流が理想だと思います。
もしオンラインで交流するのであれば、先生のサポートがかなり必要になりますから、一対一や少人数グループでの交流ではなく、クラス全体での交流が現実的ではないでしょうか。
目的としては、いま学んでいる外国語が相手に伝わるという感覚を経験する、というくらいでよいかもしれません。
例えば、「好きな食べ物は何ですか?」というような本当にシンプルなことでもよいので、事前に用意しておいた質問を言えるだけでも、子どもの自信につながると思います。
どんどん年齢が上がるにつれて、言語の力を伸ばすことを目的にした交流もできるようになってくると思いますが、その場合は、クラス全体ではなく少人数で交流する必要がありますし、CALL教室(※7)やタブレット端末などの学校設備や先生のサポートが必要になります。
また、パートナーの国との時差は、テレコラボレーションの大きな障害になります。
大学生であれば、早朝や深夜であっても自宅から参加することができますが、小中高生となると、時差の少ないオーストラリアなどが良いと思います。
―子どもの時期にオンライン交流を体験することには、どのような意義があると思われますか?
特に地方に住んでいて異文化に接する機会があまりない子どもたちにとっては、オンラインでほかの国の人たちとつながることに一番意義があると思っています。
私も実際、子どものころは外国の方を見かけたことがなかったので、中学校に入ってALTの先生が教室に来たときに大きな衝撃を受けたことはいまでも覚えています。
ですから、小学生の段階から、言語的・文化的背景を共有しない人たちがいるんだ、英語を実際に話す人たちがいるんだ、ということに気づかせることができれば、本当に貴重な体験になると思います。
ーこれまで秋山先生の研究対象は大学生が中心だったと思いますが、子どもを対象とした研究にも興味をもっていらっしゃいますか?
最近は、おうち英語やバイリンガル育児に関する研究にも興味があります。
ジョージタウン大学の博士課程にいた際に、バイリンガリズムに関する授業を教える機会があったのですが、親が英語のネイティブ・スピーカーではない家庭で育っている子どもが日本の環境で日本語と英語のバイリンガルに育つのだろうか、という疑問が当時からずっとありました。
その知的興味から、子どもが生まれたときにも「自分で実践してみよう」と思って、親子でおうち英語を楽しんでいるのですが、基本的にはテレコラボレーションと同様に、お金をかけずに自分のできる範囲でどこまで到達できるのか、という点に興味があります。
―最後に、秋山先生がいま特に関心を持っていらっしゃる研究テーマについて教えてください。
もちろん私の研究の柱であるテレコラボレーションの研究も進めていますが、AIの活用が当たり前になったいまはいかにAIを活用して工学系の学生たちの論文ライティングやスピーキングの能力を高められるか、というテーマの研究もしていきたいと考えています。
工学系の学生たちはデジタルリテラシーが高いので、「AIは使わないで」と言うのではなく、いかに倫理的にAIを使ってうまく研究論文を仕上げるか、というようなことをよく授業で取り上げます。
すでにAIを活用した授業を実践しながら取り組み始めているのですが、学生たちのためにこれからさらに研究を深めていきたいです。また、近い将来、AIを活用したテレコラボレーションもできたらおもしろいと思っています。
今回は、海外学生とつながり学び合うオンライン国際交流の現状と可能性、実践するうえで重要なポイントについてお伺いしました。
2023年8月、文部科学省はグローバル人材育成のための政策パッケージ「せかい×まなびのプラン」(文部科学省, 2023a)を発表。
「世界的な企業をつくる力、国際共同研究を行う力、外交等世界と対等に交渉する力などを有するグローバルリーダー」を育成するため、「アイデンティティを確立しながら、多様な価値観を持った他者との協働の中で新たな価値を見出し、イノベーションを創り出す経験が必要」とされています(文部科学省, 2023b, p.1)。
海外留学はそのような経験ができる方法の一つですが、さまざまな理由から留学を躊躇したり諦めたりする学生もいるでしょう。また、異なる言語や文化の人々と接する機会がなかったために、グローバル化がさらに進むなか、将来の自分にとって必要な能力やスキルをイメージできない学生もいるかもしれません。
秋山講師にお話しいただいた通り、オンライン国際交流は、海外留学に近い経験と学びをより幅広い学生たちに提供するという点で大きな意義があります。
オンラインで海外の人々とつながり、お互いの言語や文化を学び理解し合おうとする態度、そして、お互いに協働しながら何かを達成しようとする態度を育む機会がさまざまな学生や子どもたちに提供されるようになれば、より多様なグローバル人材を育てることもできるのではないでしょうか。
オンライン国際交流の研究や授業実践は、外国語教育や異文化理解教育という枠を超え、デジタル時代だからこそ実現できる教育の追求として、今後ますます注目が高まると考えられます。
(※1)現ジョージタウン大学教授のDeborah Tannen(デボラ・タネン)氏が提唱した考え方。
(※2)UNICollaboration(ユニコラボレーション)ウェブサイト:https://www.unicollaboration.org/
(※3)くわしくは、東京大学大学院のウェブサイト(https://global-eng.t.u-tokyo.ac.jp/)をご覧ください。
(※4)該当プログラムは、「Assistants for Communication in English(旧称:English wRIting Consultant)」(https://global-eng.t.u-tokyo.ac.jp/program/eric/)。
(※5)該当授業は、「Workshop towards Communicating Engineers」(https://global-eng.t.u-tokyo.ac.jp/course/wce.html)。
(※6)該当授業は、「Special Training for English Academic Communication」(https://global-eng.t.u-tokyo.ac.jp/course/steac.html)と「(Advanced)Academic Writing & (Advanced) Academic Presentation」(https://global-eng.t.u-tokyo.ac.jp/course/awap.html)。
(※7)コンピュータを使って外国語の授業や学習を行うための教室。パソコンやマイク付きヘッドフォンなど、必要な設備が整っている。
【取材協力】
東京大学大学院 工学系研究科 国際工学教育推進機構 秋山 友香 講師
<プロフィール>
専門は、応用言語学。研究テーマは、SLA(第二言語習得)、CALL(コンピュータ支援言語学習)、国際コミュニケーション。また、「テレコラボレーション」や「バーチャル・エクスチェンジ」、「COIL(Collaborative Online International Learning)」と呼ばれるオンライン異文化交流の場における談話分析も行う。ボストン大学 修士号(TESOL /英語教育)、ジョージタウン大学 博士号(言語学)取得。ジョージタウン大学講師、オックスフォード・ブルックス大学講師などを経て、2018年より現職。工学系学生の国際化のため、英語教育のみならず、さまざまな授業や活動を行っている。
■関連記事
Akiyama, Y. (2017). Vicious vs. virtuous cycles of turn negotiation in American-Japanese telecollaboration: is silence a virtue? Language and Intercultural Communication, 17(2), 190–209.
https://doi.org/10.1080/14708477.2016.1277231