日本の子供たちが、英語を身につけて ミライに羽ばたくために。
2025.01.24
今回レビューした主な論文:
Sila & Lenard著「低年齢の言語学習者を対象とした外国語教育における『クリエイティブ・ムーブメント・メソッド』の活用(IBS訳)」(2022年発表)
Sila, A., & Lenard, V.(2022).The Use of Creative Movement Method in Teaching Foreign Languages to Very Young Language Learners.European Journal of Social Science Education and Research, 7(1), 15.
https://doi.org/10.26417/ejser.v7i1.p15-27
レビュー著者:Paul Jacobs (IBS)
翻訳:Yuri Sato (IBS)
まとめ
● 動きは語彙を思い出しやすくする:学習対象の語彙に身体の動きが組み合わせると、就学前の子どもたちは外国語の単語をより効果的に覚える。これは、歌やゲーム、ダンスなどの魅力的なアクティビティを通じて実証された。
●親や教師が簡単に試せるアクティビティ:この研究では、ジェスチャーと単語をマッチングさせたり、歌をゲームに発展させたりするなど、誰もが使える、楽しく実用的なアイデアが紹介されている。このアイデアは、就学前の子どもたちがワクワクしながら、かつ、記憶に定着させながら新しい言語を学べるようにするものである。
子どもは遊びを通して学ぶものであり、今回ご紹介する研究論文の著者が言うように、「動きは子どもの最初の言語」(Sila & Lenard, 2022, p. 17)です。もしそうだとしたら、なぜ私たちは、歌やお話をしている間、未就学児にじっと座っているよう求めることが多いのでしょうか?私たちは子どもの意識ばかりに目を向けていますが、子どもが言語と触れ合うときに身体がどのように役立つかを見落としているのではないでしょうか?
学習における動きの役割をきちんと認識するためには、遊びの概念、そして動きを通して身体を使うことがいかに言語発達を促進するかを理解することが重要です。
心理学の分野では、遊びは内発的に動機づけられ、能動的な関わりを必要とし、楽しい発見をもたらすものとされています。遊びは、楽しむだけでなく、リスクを冒して境界線を試すことでもあります。だからこそ、遊びは学習につながるのです(Yogman et al., 2018)。例えば、子どもたちが遊ぶときは、目の前のタスクをやり遂げられるかどうかがわからなくても自分の限界を試そうとします。楽しみながら取り組んでいるため、ジャングルジムでも何でも、どんな困難にも喜んでトライしようとします。遊びは、教室という形式ばった環境でも役立ちます。適切に実施されれば、子ども一人ひとりにとって意味と関連性が生じ、ポジティブな感情と結びつき、さらに子どもの認知面でも魅力的な活動になります(Guz, 2016)。
遊びは総じて、子どもの発達にさまざまな効果があり、認知、情動、社会性、言語面での成長を助けます(Yogman et al.)。遊びには、ごっこ遊び、おもちゃを使った遊び、屋外遊び、身体を動かす遊び、社会的な遊び(他者との関わり合いがある遊び)など、さまざまな形があります(Vaughan & Brown, 2009; Yogman et al., 2018)。 その中でも、身体を動かす遊びは、複数の感覚を使って全身を動かすことを通じて言語習得を後押しすることが示されています。バイリンガルサイエンス研究所(IBS)が過去に発表した論文 (ページ下部、関連記事参照)では、さまざまな感覚を使うことがどのように言語学習を強化するかを探求してきました。しかし、動きを使った遊びが就学前の子どもたちの外国語学習にどのような影響を与えるかは、まだ調査していません。
外国語学習における遊びの役割は、日本にとって重要な情報です。日本では、多くの幼稚園が英語のクラスを週1回30分しか設けていないからです。このように限られた時間しか英語に触れられない場合、教わった単語や概念を保持する(ずっと覚えている)ことは難しいかもしれません。子どもに英語の音声や映像を見聞きさせることで補う親御さんもいますが、子どもが受け身になりがちであり、能動的な関わりには欠けます。子どもの発達における遊びや動きの重要性を考えると、「楽しく身体を動かすことは、このような日本の環境で子どもたちがより効果的に英単語を学んで保持することに役立つのか」という疑問が浮かびます。もし役立つのであれば、このアプローチの具体例を示すことで、親にとっても教師にとっても非常に貴重な手助けになるでしょう。
本稿でレビューする研究論文(Sila & Lenard, 2022)は、「クリエイティブ・ムーブメント・メソッド(Creative Movement Method)」(Griss, 1998)と呼ばれる指導技法を用いて、前述の疑問について検討したものです。これは、身体の動きを取り入れて言語学習を強化するための指導技法であり、子どもたちの興味を引きつける楽しい方法で単語や音が身体の動きと結びつくよう促します。 このケーススタディは2回のクラスにわたって実施されますが、これは前述した日本の状況と同様で、非常に限られたインプットに過ぎません。サンプル数が少ないため、結果を一般化すべきではありませんが、この研究の実用的な価値は、単語やフレーズを教える英語の授業にどのように身体の動きを取り入れることができるかが記述されている点にあります。
このアプローチは、教師でも家庭でも簡単に再現することができます。
この研究は、幼稚園で英語が外国語として教えられているスロベニアで行われました。13人の子どもたち(スロベニア語のモノリンガル10人、バイリンガル3人)が研究に参加し、平均年齢は5.8歳です。
介入は45分間の授業時間2回にわたって行われ、各回は2週間の間隔が空けられました。 レッスンでは、「クリエイティブ・ムーブメント・メソッド」を使って、遊びながら英単語や音を学ぶ活動を実践します。2回目(最終回)のセッションのあとは、テストが行われるまでにさらに2週間の空きがありました。この研究は、生徒たちが新しい単語を身につけるための学習セッションは2回しかないため、言語インプットの量が限られた状況における指導法の大切さを示すことが可能です。
子どもたちは、『The Wheels on the Bus』(邦題:バスのタイヤ/バスのうた)のメロディーに合わせた頭韻の歌(語や句の頭で韻を踏んだ歌)を使って、学習対象の単語を10個教わりました。それぞれの単語ペアは、5種類の母音のうち一つで関連づけられています。
– “a” (/æ/): apple / ant (りんご – 蟻)
– “o” (/ɒ/): octopus / olive (たこ – オリーブ)
– “e” (/e/): elephant / egg (ぞう – 卵)
– “u” (/ʌ/): up / umbrella (上 – 傘)
– “i” (/ɪ/): itching / insects (かゆい – 虫)
下記は、その歌の一節の例です。
“The elephant is rolling e e eggs, e e eggs, e e eggs, the elephant is rolling e e eggs, all day long.”(「エレファント(ぞう)がエ、エ、エッグ(卵)ー エ、エ、エッグ ー エ、エ、エッグを転がしているよ。エレファントが一日中、エ、エ、エッグ を転がしているよ」)
研究の目的は、生徒たちが動きや歌、ゲームによってどれだけ単語を覚えられるかを調べることです。研究者たちは、動きをつけたときと動きをつけないときで子どもたちがどの程度単語を思い出す(想起する)ことができるかを調査しました。 また、ほかの単語ペアと比べて記憶しやすい単語の組み合わせ(例:elephantとegg)があるかどうかについても調べようとしました。調査のプロセスは、以下の通りです。
指導セッション
・指導セッション1:単語、歌、動きの導入
教師は、子どもたちが動きを覚える前に、絵を見せたり手拍子でリズムをとりながら歌とその歌詞の意味を紹介しました。次に、動きをつけて歌い、生徒たちは教師のダンスを真似します。そしてグループに分かれ、グループごとに交代で歌に合わせ踊ってお互いに見せ合いました。
・指導セッション2:歌の動きを使ったゲーム
歌とその歌に合わせた動きを復習したあと、さまざまなゲームで遊びました。このゲームは、生徒たちが楽しみながらフレーズと動きをより深く結びつけられるようにつくられています。
例えば、下記のようなゲームがあります。:
・ ペアの絵を探すゲーム:生徒たちは、学習対象となる単語の絵が描かれたカードを見せられます。そして、歌の節の中で関連づけられている二つの単語を見つけるよう求められました。例えば、同じ母音で始まる単語である「egg」と「elephant」の絵です。
・ 動きをまねするゲーム:子どもたちは二つのグループに分けられます。一方のグループは、学習対象となる単語や全フレーズに対応する動きをまねして見せ、もう一方のグループが正解(どの単語やフレーズか)を当てようとします。
・ジェスチャーをマッチングさせるゲーム:4人の子どもが選ばれ、それぞれが一つの単語に対応する動きを演じて見せました。例えば、子ども1は “egg”、子ども2は “octpus”、子ども3は “elephant”、子ども4は “olive” の動きを演じて見せます。ほかの子どもたちは、動きを正しく認識し、同じ音で始まる単語のペアをマッチングさせなければなりません。
テスト段階:
研究者たちは、子どもたちが単語の一番はじめの音を聞いたときに、その単語および頭韻(同じ音で始まる単語)をどれだけ思い出すことができるかを調べるテストを行いました。このとき、はじめは動きをつけずに、次に動きをつけながら音を聞かせました。
1.)頭韻の単語を想起するテスト <動きなし>:子どもたちは、フレーズの最初の音(例:”e”)を聞いて、動きのヒントなしで、頭韻の単語ペア(例:「elephant」と「eggs」)を思い出すよう求められました。
2)一つひとつの単語を想起するテスト <動きなし>:子どもたちは、単語の最初の音(例:”e”)を聞いて、動きのヒントなしで、その単語を思い出すよう求められました。
3.)一つひとつの単語を想起するテスト <教師による動きあり>:このテストも上記と同じ工程で行われましたが、子どもたちが単語の最初の音を聞いている間、教師がその単語に対応する動きを演じて見せ、単語を思い出す手助けをしました。
4)頭韻の単語を想起するテスト <子ども(と教師)による動きあり>:このテストの工程は一つ目のテストと同様ですが、一つ大きな違いがあります。子どもたちは、単語の最初の音を聞きながら、教師と一緒に自分でその単語の動きをすることができました。
さらに、インタビューや観察を通して、子どもたちがレッスンを楽しんだかどうか、そして、このようなタイプの活動に対してどのように考えているかが評価されました。
「動きあり」と「動きなし」で単語を思い出す
この研究では、教師の動きを見る、あるいは自分で動きを演じるという方法で身体の動きを取り入れられると、子どもたちが単語やフレーズを思い出しやすくなることがわかりました。動きをつけなかった場合、語頭の母音(単語の最初に位置する母音)だけを聞いてその音で始まる頭韻の単語ペアを思い出すことができた子どもは、13人中4人(31%)だけでした。五つの単語ペアのうち三つを思い出すことができた子どもは、1人だけです。この際立った成績の生徒は、家庭で英語のアニメを見るのを楽しんでおり、研究に参加する前から英語の音声や単語に触れていたかもしれません。論文の著者たちは、それがほかの子どもたちよりも良い成績につながった可能性があると指摘しています。
同様に、最初の音だけ(動きなし)を聞いて個々の単語を言うことができた子どもは、13人中5人(38%)だけでした。しかし、動きのヒントを取り入れた場合では、正しく回答できた単語の数が大幅に増加しました。単語を思い出させる刺激として最初の音と身体の動きの両方を使った場合は、8人(62%)の子どもが10個のうち5個以上の単語を思い出し、言うことができました。さらに、単に教師の動きを見るのではなく、子ども自身がその動きを演じた場合、その効果はさらに顕著であり、身体の関わりとことばの想起の間に強い関連性があることが実証されました(For example; Lan et al., 2018; Mavilidi et al., 2015; Schmidt et al., 2019)。
どの単語が思い出しやすかった?
また、どの単語のペアが記憶に残りやすいかも明らかになりました。「octopus」と「olives」、「up」と「umbrella」、そして「elephant」と「eggs」の組み合わせは、子どもたちが最もよく覚えている単語ペアとして突出していました。これらが優先的に覚えられた具体的な理由はこの研究で示されていませんが、著者たちはいくつかの可能性を提示しています。 例えば、「ants」と「apples」のペアを思い出しにくい理由は、おそらく “a “の音がスロベニア語に存在しないためであり、子どもたちにとって馴染みがなく、覚えるのが比較的難しいのだろう、ということです。また、「itching」と「insect」の組み合わせのフレーズが難しかったのは、おそらく、歌に合わせた動き(腕をかく動作)が、単語一つひとつに対する別々の動きというよりも、ひとかたまりのジェスチャーとして演じられていたことが原因だろうということです。そのため、子どもたちにとって、「itching」のような個々の単語とそれに対する動きをはっきりと結びつけることが難しくなった可能性があります。
活動に対するモチベーションと態度
この研究で録画された映像では、身体を動かす活動に対して子どもたちが意欲的に取り組み、拒絶する子どもは一人もいないことが示されました。特に「ant」、「elephant」、「umbrella」といった単語を繰り返し言うことを楽しんでおり、これらの単語は子どもたちが最もよく記憶していた単語でした。これは、楽しさと学習に関連性があることを示唆しています(Dewaele et al., 2024)。3人の子どもたちは、踊るよりも座って歌うことを気に入っていましたが、この好みの違いによって活動への参加が妨げられることはありませんでした。
この研究では、いかに動きが外国語の単語や頭韻語を思い出すうえで役立つか、という点について報告しています。子どもたちは、身体を動かしながら学習活動に取り組むと、新しい語彙を覚えておいたり、音に気づいたりする能力が向上します。この発見は、「身体化された認知」 の理論と一致しており(Barsalou, 2008))、この理論は、認知プロセスがその人の身体とその周りの世界との相互作用に深く根ざしていることを示唆します。この効果は、子どもたち自身が動きを行った場合にさらに顕著でした。 これは、過去の研究結果(Cook et al., 2010)と一致します。
研究から実践へ:教育者や親が実際に応用できること
この小規模な授業研究は、統計的な分析をせずに授業観察の結果を報告しているため、動きあり場合と動きなしの場合で見られたテストの得点差が有意であるかどうかを判断することは困難です。しかし、個人的な意見としては、楽しく身体を動かしながら外国語を学ぶ授業を用いたことにこの研究の価値があると考えています。身体の動きが幼児期の学習と発達に役立つことは、先行研究でわかっています(Golding et al., 2016; Leppo & Davis, 2005)。そして、今回ご紹介した研究では、未就学児を対象にそのような授業をどのように実施できるかが視覚的にはっきりとわかるような事例が示されています。下記の通り、未就学児の外国語学習を強化するために教育者や保護者が取り入れられる実用化の方法がいくつか提示されているのです。
1. 単語と動作を結びつける
歌や物語に登場する学習対象の単語を具体的な動作と結びつけることは、語彙を教えるうえで効果的かつ楽しい方法です。最初は、教師(または親)がそれぞれの単語の動作を実際にやって見せ、その次に子どもたちがそれらの動作を自由に試したり遊んだりできるようにします。このアプローチは、フォニックスのプログラムで使われているテクニックを反映しており、文字の音と身体の動きを結びつけることで子どもたちが音を覚えたり発音したりしやすくするものです(湯澤 & 湯澤, 2013)。
2. 語頭音で単語のペアをつくる
語頭の音で単語をグループ分けすることは、子どもの学習者にとって役立つ可能性があります。なぜなら、子どもは、音声が似ているかどうかによって単語を分類する傾向があるからです(Boers et al., 2012)。前述の研究を例にとると、「elephant」と「egg」のような単語をペアにすることで、子どもたちは音と単語を結びつけることができます。
3. 単語を思い出させる刺激として「動き」を使う
楽しい動きを特定の単語と関連づけることは、子どもたちが語彙を思い出すうえで役立ちます。もし子どもたちが単語を覚えるのに苦労していたら、その単語に関連する動きを自分でやらせるか、教師が実際にやって見せることで、記憶の呼び起こしを手助けできる可能性があります。
4. 遊びを通して練習量を増やす
本稿で紹介した研究では、子どもたちはわずか2回の練習で、かなり多くの語彙を覚えて言えるようになりました。もっと頻繁に練習すれば、動きが言語習得に与える影響はさらに大きくなるかもしれません。
5. 動きからゲームをつくる
この研究で実証されたように、歌は、語彙学習を強化できるさまざまなゲームに発展させることができます。ペアのカードをマッチングさせる、ジェスチャーをマッチングさせる、推理ゲームなどの活動は、学校でも、家族と一緒に家庭でも楽しむことができ、ことばの練習を遊び心のある楽しい体験にすることができます。
この研究は、実用化に役立つ事例をいくつか提示しているものの、研究の再現性と一般化を制限してしまう重要な要素がいくつかあります。
まず、サンプル数が13人と少ないため、研究結果の一般化には限界があります。さらに、この研究では統計的な計算が欠けているため、効果量を測定したり、結果の有意性を確信を持って評価したりすることが制限されます。
もう一つの限界として、テストとデータ収集の方法があります。すべての生徒が4つの評価を順番に行ったかどうかは不明であり、これは研究の再現性に影響します。もしすべての生徒が、適切な間隔を空けたり順序効果(順序の違いが結果に影響すること)をコントロールしたりすることなく、4つのテストすべてを受けていた場合、先に受けるテストで内容に触れたことがその後に続く試験でのパフォーマンスに影響を与え、内的妥当性を左右する可能性があります。
最後に、この研究では、調査結果において参加者をバイリンガルとモノリンガルで区別していません。もし区別していれば、言語的背景が第二言語の読み書きの発達にどのような効果があるか、という点について、より深い洞察が得られたかもしれません。
結論として、動きを通じた遊びは、学習した単語を記憶につなぎとめておく支え(船を海底につなぎとめておく碇(いかり)のイメージ)として機能します。身体的な動作をことばと組み合わせることで、たとえ気が散ってしまうような環境であっても、そのように学んだ単語や音は忘れにくくなります。
教室でも家庭でも、単語に関連した動きを伴うシンプルな刺激は、子どもたちが忘れてしまいそうな単語を思い出すのに役立つ可能性があります。教育者や保護者として、言語学習の一環として遊び心のある動きを取り入れれば、外国語を学ぶ子どもたちにとってより魅力的で効果的な学習体験を生み出すことができるのです。
■関連記事
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