日本の子供たちが、英語を身につけて ミライに羽ばたくために。
2022.09.27
2022年8月8日(月)〜9日(火)、豊橋市教育委員会(愛知県)は、市内の小学生を対象に、英語を使ってさまざまな教科を学ぶイマージョン体験授業「スーパー・イングリッシュ・チャレンジ」を初めて実施。当研究所(以下、IBS)は、体験授業の視察、市内の小中学校教員を対象とした講話、豊橋市立八町小学校教員との意見交換を行いました。視察などの概要や考察についてご紹介します。
著者:佐藤 有里
まとめ
・八町小学校のイマージョン授業を体験した他校の子どもたちは、指導の工夫によって英語と教科内容を理解でき、英語を使って何かを学ぶ授業が楽しいと感じ、英語に対する興味や学習意欲が高まっていた。
・八町小学校のイマージョン授業を参観した他校の教師たちは、英語を使って何かを教える指導方法やその効果について理解が深まり、自身の授業を改善する意欲が高まっていた。
・イマージョン教育は「特別」ではなく、英語教育のあるべき姿であること、学習指導要領改定の趣旨を十分に満たしていることなどについて、原田哲男教授が講話を行った。
・公立小学校がイマージョン教育を実践する価値は、幅広く長期的な視点で考え、評価する必要がある。
【目次】
八町小学校は、2020年度より、国語と道徳以外の教科は主に英語を使って学ぶイマージョン学級を開設。公立小学校によるイマージョン教育(※1)の導入は、国内初の取り組みであり、開始から3年目を迎えています。
IBSは、イマージョン教育の研究を行う原田哲男教授(早稲田大学教育・総合科学学術院/IBS学術アドバイザー)とともに、研究活動および社会貢献活動の一環として、2021年度から計3回の授業視察や意見交換を実施してきました。
今回、市内の小学生を対象としたイマージョン体験授業「スーパー・イングリッシュ・チャレンジ」は、豊橋市教育委員会および豊橋市小中学校英語企画委員会(※2)が主催。八町小学校の取り組みを地域に還元することを目的とした、初めての試みです。授業は、八町小学校の日本人教員とNET(※3)が担当し、市内の中学校英語担当教員や小学校英語専科教員(希望者)が参観。
そこで、以下の2点について調査するべく、授業視察や講話、意見交換を行いました。
・八町小学校のイマージョン授業は、他校の子どもたちの英語学習にも良い影響を与えるか?
・八町小学校のイマージョン授業は、他校の教員の英語指導にも良い影響を与えるか?
体験授業は、市内の小学5〜6年生を対象に参加希望者を募り、2日間にわたって延べ114人の児童が参加しました。 約20名ずつのグループに分かれ、教室ごとに下記のうち二教科を体験。
・算数(小数のわり算) ・算数(線対称と点対称)
・理科(糸電話の仕組み) ・理科(乾電池の直列つなぎ・並列つなぎ)
・社会(ごみの分別) ・社会(歴史年表の見方)
学校外でも英語を学んでいる児童、英語が苦手だと感じている児童など、さまざまな英語力の子どもたちが参加していましたが、英語を使ってほかの教科を学んだことはない児童がほとんど。 ある授業で「Do you like English?」と質問されて手を挙げた子どもは半数ほどだったことからも、英語が好きな児童だけが集まっているわけではないことがわかりました。
実際に、参加後のふりかえりカードを見ると、授業中に「困ったこと」や「うまくできなかったこと」の回答として文中に最も多く出てきたことばは、「英語」です。子どもたちのコメントからは、先生が話している英語、ホワイトボードや配布資料に書かれている英語をすべて理解することは難しかったことが伺えます。
なお、体験授業では、このような子どもたちが参加することを想定し、以下の工夫も行われていました。
・SA(※4)が2〜3名ずつ授業に同席。参加児童の授業理解や学習活動をサポートしていた。
・八町小学校の生徒が2〜3名ずつファシリテーターとして授業に参加。率先して手を挙げることで発言しやすい雰囲気をつくったり、英語の指示や説明が理解できない児童を手助けしたりしていた。
しかしながら、授業内容を理解できなかったと感じた子どもはとても少なく、ほぼ全員が「楽しかった」と感じていることがわかりました(図1)。
図1:八町小学校のイマージョン授業を体験した他校児童の感想のグラフ(有効回答数:113)
※授業後に参加児童が提出した「ふりかえりカード」を基に、IBSがデータ集計・グラフ作成。
※実際の選択肢は3種類の顔の絵文字。
※本集計では、高い評価(笑っている顔)を「3」、中間の評価(にっこりしている顔)を「2」、低い評価(しょんぼりしている顔)を「1」とした。
実際のふりかえりカード(図1の質問項目の部分)
そして、授業中に「よくできたこと」や「楽しかった活動」の回答には、教科名(算数、理科など)や教科内容を示す用語(点対称、直列(つなぎ)など)が文中に多く出現(図2)。子どもたちが英語を使って学ぶ内容に興味をもったり、内容を理解できたことに達成感を感じたりしていることが伺えます。
図2:「今日、とくによくできたこと、楽しかった活動は何ですか」の回答によく出現した単語(有効回答数:114)
※ユーザーローカルAIテキストマイニングによる分析( https://textmining.userlocal.jp/ )
※文中の出現頻度・重要度が高い(特徴的な)単語ほど、大きく示されている。青色が名詞、赤色が動詞、緑色が形容詞。
※原文は、分析のために表記(漢字・ひらがな)の統一、誤字・脱字の修正を行った。
<児童の回答(例)>
・算数で英語を理解して勉強できたことがうれしくて楽しかった。
・点のほうか、線のほうか、どっちものほうか、分けるのが楽しかった。
・社会の時代の勉強で、(その時代に)何があったかを知ることができて楽しかったです。
・社会がとてもおもしろくて、楽しくて、よくわかりました。
・理科の実験をしたときに、乾電池1個と、直列つなぎ、並列つなぎの乾電池、二つの明るさを比べたこと。
・理科で電池を二つつなげたら光る、ということがわかりました。
また、「算数が苦手だったけど好きになれた」、「算数はいつもは嫌いだけど、英語でやったらとても楽しかった」という回答もあり、英語を使って他教科を学ぶことがその教科に対する興味につながるケースもあることがわかりました。
また、英語で授業を受けた感想を見てみると、文中に出てくる最も特徴的な形容詞は「楽しい」、次いで「難しい」、「わかりやすい」、「おもしろい」でした。「難しかったけど、楽しかった/おもしろかった」、「難しかったけど、〜を学べて/知れてよかった」というコメントは多く、英語を使って教科を学ぶことは難しく感じたにもかかわらず、最終的に理解できたことでポジティブな感想をもっていることが伺えます。
図3:「英語で授業を受けた感想を書いてください」の回答によく出現した単語(有効回答数:114)
※ユーザーローカルAIテキストマイニングによる分析( https://textmining.userlocal.jp/ )
※文中の出現頻度・重要度が高い(特徴的な)単語ほど、大きく示されている。青色が名詞、赤色が動詞、緑色が形容詞。
※原文は、分析のために表記(漢字・ひらがな)の統一、誤字・脱字の修正を行った。
以下のコメントからは、八町小学校の教員による指導の工夫が「わかりやすい」につながっていたこともわかりました。知らない単語や聞き取れない単語があっても、その単語が使われている場面や状況、視覚的支援など、さまざまな手がかりを得ながら意味を理解できるようになったと考えられます。
<児童の回答(例)>
・みんなに伝わるように、先生がジェスチャーをつけて、わかりすいように教えてくれたから、わかりやすかった。
・英語とか聞くのが難しかったけど、絵とかを使っていて、とてもわかりやすくて、何を習っているのかがなんとなく伝わって、わかりやすかった。
・英語が苦手だから、人が話しているのを聞けばなんとなくどんな単語があるかは少しぐらいわかると思って来てみたら、意味も優しく教えてくれて、とてもわかりやすかった。
・先生たちがわかりやすく教えてくれたので、わからなかったことも覚えられるようになって楽しかった。
・英語だけどわかりやすくて頭にすっと入ってきた。
実際に、「わり算の英語の言い方が印象に残った」、「算数の点対称、線対称の授業でいろんな英語を知ることができた」、「わからない英語があっても、言っている意味がわかったので楽しかった」、「electricity を覚えました」など、新しい単語を学べたことがわかるコメントもありました。
例えば、算数の授業では、図形を手に取って折ったり回したりしながら、または、児童が日本語で意見を言ったタイミングで、「overlap perfectly(重なる)」、「look the same(同じ形に見える)」などの英語を教員が使っていました。これは、前回の記事でご紹介した「comprehensible input(理解可能なインプット)」(Krashen, 1982)であり、「二つに折ったときに完全に形が重なることをline symmetry(線対称)と言う」というふうに概念と英語が直接結びつきます。
また、この日初めて知った単語が多いやりとりであるにもかかわらず、子どもが文脈などのさまざまな手がかりから意味を理解して、自分の意見を英語で発言できた場面もありました。
(黒板に「96÷2.4」と書かれている)
教員:How can you say bye-bye to this? [(2.4の小数点を指差して)これをなくすには、どうしたらいいかな?]
八町小学校の児童:Change devisor to whole number. [わる数を整数にする。]
教員:How can you change devisor to whole number? [(2.4を指差して)どうすれば、わる数を整数にできるかな?]
八町小学校の児童:Two point four (2.4) times ten (10). [2.4×(かける)10。]
教員:Equals? [(2.4の下に「×10=」と書いて)イコール?]
(複数の児童から手が挙がり、教員が一人を指名する)
他校の児童:Twenty four (24).
さらに、英語で授業を受けた感想からは、「英語を使った」という実感をもった児童、英語への興味が湧いた児童がいたこともわかりました。
<児童の回答(例)>
「英語を使った」という実感
・楽しかったことは、いろんな人と英語などを使って協力したり話したりすることです。
・まだ学校で習っていないこともあったけど、いろんな英語を使ってやることができたし、最後のゴミの分別をするといいことが少しわかりました。
・英語でコミュニケーションがけっこうとれたので、よかったです。
・英語はちょっとだけしゃべれたけど、まだまだなのでがんばっていきたいです。次またあったときは、すぐに手を挙げたり、グループ内で積極的に発言したいです。
・難しかったけど、いろいろな英語をしゃべれたので、よかったです。いつも英語の授業でしかやらないけど、算数とかでも使ったのでよかったです。
英語への興味
・今日ここに行くまでは、英語をやる意味がわからなかったんですが、英語をやったらいいことがたくさんあることがわかりました。
・英語で学んだことでとても英語への興味も湧きました。そこが楽しかったです。
・英語で算数は難しいけど、興味をもちました。
・知らない単語や英語などが出てきて、わからなかったけれど、先生たちが教えてくれて助かった。がんばって知らない単語や英語を覚える。
体験授業を参観していた市内の小中学校の先生方を対象に、原田哲男教授が以下の内容で講話を行いました。
・「イマージョン授業を受けていた子どもたちの様子」から学べる言語学習のあるべき姿
・「イマージョン授業」と新学習指導要領
・英語教師へのアドバイス
「イマージョン教育は『特別』ではなく、英語教育のあるべき姿」と話した原田教授。イマージョン授業は、主体的・対話的で深い学び、育成すべき資質・能力、他教科との連携、社会に開かれた教育課程など、学習指導要領改定の趣旨(文部科学省, 2017)を十分に満たしている、とのことです。
また、さまざまな国籍の人々が住む豊橋市にとって重要な外国語教育の考え方のほか、明日から実践できる授業のヒントやアドバイスが紹介されました。
他校の先生方のアンケート回答からは、どのように英語を使って他教科を教えることができるのか、なぜそれが英語学習にとって効果的なのか、ということについて理解が深まり、今後の授業に活用しようとする様子が伺えました。
<他校教員のコメント(例)>
・英語だけを使った授業の進め方が参考になりました。細かい説明がなくても ジェスチャーや何度も同じ言い方が出てくることにより、意味がわかるよう工夫がされていたと感じました。また、目的が常にはっきり提示されていたので、 子どもたちが取り組みやすかったと思われます。
・読んで、聞いて、(図や表を)見て、必死に理解しようとする子どもたちの姿に学ばせてもらいました。「内容が大事」ということ、よくわかりました。
・算数や社会を英語で学ぶことに、最初は難しいのでは?という気持ちもありましたが、意味がわかったり、問題が解けたりしたときの児童は本当にうれしそうでした。他教科との連携、これからもっと意識していきたいと思いました。
さらに、八町小学校の先生方とともに今回の体験授業を振り返りました。以下、意見交換の概要を紹介します。
■八町小学校の児童の様子から見るイマージョン教育の成果
・グループワークの様子から、八町小学校の子どもたちが普段の授業の内容をきちんと理解して、それをほかの子どもに伝えられる力も身につけていることがわかった。
・他校の子どもたちをうまくサポートしていた様子から、イマージョン授業で鍛えられてきた英語力、授業の受け方・態度が観察された。
・八町小学校の子どもたちの発言や態度に影響されて、他校の子どもたちが1時間の授業で大きく成長した様子が見られた。
■他校の児童に対して行ったイマージョン授業の振り返り
・1回の授業で自信をつけさせることは難しかったが、英語を理解しよう、英語を話そうとする意志は見られたので、今回の子どもたちが自分の学校で授業を受けるときに良い学習者モデルになると思われる。
・難しいキーワードは視覚支援を使って何回も繰り返し使って理解させる、ということは普段からしていたが、今回改めてその効果を実感した。
・今回は普段よりも「誰もがわかる授業」を目指したが、ふりかえりカードを見ると、今日をきっかけにこれからがんばりたいという子どもがたくさんいたので、子どもたちの心に響く授業ができたことがわかった。
・日本語を使わせるべきところ(思考させる場面など)では日本語を、英語を使わせるべきところでは英語を、というように、うまくTranslanguaging(トランスランゲージング)(※5)を実践できていた。
・子どもたちが発言しやすい雰囲気をつくるためには、教師からのポジティブなフィードバック(encouragement)も重要である。
■八町小学校におけるイマージョン授業の課題と解決策
・英語力の異なる児童が混在する中で、どのように授業を行うか
・どのように指導法や教具、教材を引き継ぐか
「国内初の取り組みということでさまざまな意見があると思うが、先生方の指導力は八町小学校の宝。理論面と実践面でサポートしていきたい」と話した原田教授。効果的な授業に必要な要素や授業研究を行うときに役立つ文献の紹介、国語力と英語力の両方が伸びる理由の解説などを行いました。
八町小学校の山本校長先生からは「イマージョン教育のカリキュラム・マネジメントをどのようにしたらよいか考えていたところだったので、良い示唆を得られた。すぐに実践して、いままでの成果を来年からの授業につなげたい」とコメントをいただき、有意義な意見交換会となりました。
前回の視察報告では、八町小学校のイマージョン授業で子どもたちが英語を理解し使えるようになっていく様子、そして、そのような学習・指導方法がほかの小中学校でも応用できる可能性について紹介しました。
今回は、八町小学校の授業を他校の子どもたちが体験し、その様子を他校の教員が参観する、という、さらに一歩進んだ地域還元の取り組みです。
八町小学校のイマージョン教育は、特別な子ども(英語が得意な子ども、英語が好きな子どもなど)のための特別な教育(八町小学校にしかできない教育)という印象をもつ方もいるかもしれません。
しかしながら、体験授業の視察や参加した子どもたち、先生方の感想からは、八町小学校のイマージョン授業が他校の子どもたちの英語学習や他校の教員の英語指導に良い影響を与えられることがわかりました。
英語についてだけ学ぶ授業よりも、英語を使って何かを学ぶ授業のほうが子どもにとっても教師にとっても難しいかもしれません。しかしながら、多くの子どもたちが授業内容を理解して「楽しい」と感じ、英語学習に対する興味や意欲が増していました。そして、多くの先生方が明日からでも活用できる授業のヒントを得ていました。
そして、イマージョン教育は、決して新学習指導要領とかけ離れた教育アプローチではなく、むしろ、教育全体の質を上げるために重要とされる考え方に沿っています。
その意味では、八町小学校のイマージョン教育は、地域のあらゆる子どもたちのための、地域のあらゆる学校が実践できる教育なのではないでしょうか。
このような学び方・教え方の効果は、八町小学校による数年間の実践経験とその中で培われた教員の指導力がなければ、地域の子どもたちや教師が知ることもありませんでした。八町小学校にとっても、他校の子どもたちや教師の反応を知ることで、イマージョン授業の効果や課題を改めて認識する機会になっていました。このような学校間の良い相互作用は、公立小学校の取り組みだからこそ生まれやすいのかもしれません。
家庭の環境や経済状況に関係なく、地域の子どもたちが日常生活で触れることのない外国語を効果的に学べるようになることにつながるか?そのような教育を提供できる教師を育てることにつながるか?英語教育に限らず、教育全体の質向上につながるか?それが地域社会に良い影響を与えるか?
公立小学校がイマージョン教育を実践する価値は、このように幅広く長期的な視点で考え、評価する必要があると考えられます。
(※1)イマージョン教育は、バイリンガル教育の一つの形態。学校の教科を二つの言語(母語ともう一つの言語)で指導し、両方の言語を読み書きレベルまで育て、さらに二つの社会文化を受容できることを目的とする。イマージョン教育や過去の視察についての詳細は、関連記事(本ページの下部を参照)をご覧ください。
(※2)豊橋市教育委員会の所轄委員会。市内の小中学校教員で構成され、ALT(外国人英語指導員)やSA(英語スクールアシスタント)の派遣、英語教育に関する研修の企画・運営を行う。
(※3)NET(ネイティブ・イングリッシュ・ティーチャー)。豊橋市で長年ALTとしての指導経験を積み、市の教員として採用されている。
(※4)SA(英語スクールアシスタント)。英語が堪能な地域人材(主に日本人)。豊橋市では、小学3〜4年生の外国語活動にSA、小学5〜6年生の英語授業にALTが派遣されている。
(※5)バイリンガルやマルチリンガルは、複数の言語資源を流動的に交差させながら統制し、異なる言語間の境界線(文字や音韻、構造、語彙、社会文化的背景などのあらゆる違い)を超越して言語を理解し使用する、という考え方(Wei, 2018)。このような二言語使用は、近年、効果的にコミュニケーションを図ろうとするバイリンガル特有の能力として肯定的に捉えられている。八町小学校での実践については、別記事 をご参照ください。
■関連記事
Krashen, S. D. (1982). Principles and Practice in Second Language Acquisition [Internet Edition]. Pergamon Press. Retrieved from http://www.sdkrashen.com/content/books/principles_and_practice.pdf
Wei L. Translanguaging as a Practical Theory of Language. Appl Linguist. 2018 Feb; 39(1): 9-30.
https://doi.org/10.1093/applin/amx039
文部科学省(2017).「学習指導要領:平成29・30・31年改訂学習指導要領の趣旨・内容を分かりやすく紹介」. Retrieved from https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1383986.htm