日本の子供たちが、英語を身につけて ミライに羽ばたくために。
2018.12.06
乳幼児期の英語使用は日本語の語彙発達を遅らせるか −−近年の先行研究からの考察−−
佐藤 有里
ワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所
Does Early Bilingualism Delay the Lexical Development of Both Languages in Bilingual Infants and Toddlers Compared to Monolinguals?
Yuri Sato
World Family Institute of Bilingual Science (IBS)
[キーワード]
早期バイリンガリズム、第二言語習得、語彙発達、理解語彙、表出語彙
[ Key Words ]
Early Bilingualism, Second Language Acquisition, Lexical Development, Receptive Vocabulary, Productive Vocabulary
【要旨】
日本では、乳幼児期から二つの言語を学ぶことで両言語とも語彙の発達が遅れるという見解が多く見受けられる。本論文では、そのような見解に影響を与えた先行研究を調べ、学術的な信頼性がない見解であることを示す。
さらに、バイリンガルの語彙評価方法やモノリンガルとの比較方法を見直した近年の先行研究の結果により、バイリンガル(二言語使用者)の語彙発達はモノリンガル(一言語使用者)と同等もしくはモノリンガルよりも優位であることを示す。
以上の研究結果から、本論文は「乳幼時期の英語使用は日本語の語彙発達を遅らせない」と結論づけ、日本の保護者は、学術的根拠に欠ける情報に過剰な不安を抱き、早期英語教育やバイリンガル環境をやめる必要がないことを論ずる。
[ABTRACT]
The belief that learning two languages from early childhood causes incomplete lexical development in both languages has become a common opinion in Japan, therefore, this paper will examine the early research that supported this belief and will show how this position is academically unfounded. With the aid of more recent research, which has revised the methods of evaluating the bilingual’s vocabulary size and changed the standard with which bilinguals and monolinguals are compared, this paper will show that the lexical development for bilinguals (those who use two languages) are equal to or surpass monolinguals (those who use one language). This paper concludes that learning English from early childhood does not delay the lexical development of Japanese, and suggests that Japanese parents should not become overly bothered by academically unfounded information, which could cause them to give up on early bilingual education for their children.
1920年代から1960年代は、当時の社会的背景や研究手法の未熟さにより、バイリンガル否定論が盛んになった。子どもの知的発達の遅れや学力低下、情緒不安定はバイリンガリズム(二言語使用)に起因する、と考える説であるが、そのような見解が正しいことを証明した信頼性の高いデータや研究結果は存在しない(中島, 2016)。1)
近年は、バイリンガル(二言語使用者)の言語や認知の発達はモノリンガル(一言語使用者)と同等または優位であることを実証する研究が数多く発表され、バイリンガル肯定論が主流である。
しかしながら、日本では乳幼児期からのバイリンガル教育への注目が高まる一方で、未だに早期英語教育が日本語の発達を遅らせるという見解が保護者に不安を抱かせている。それらの多くはテレビ番組やインターネットなどにおける発言や記事、個人の体験談などであり、学術的根拠がない場合が多いにも関わらず、バイリンガル教育をやめることを保護者に検討させるほど影響力が大きいことから、日本の英語教育のみならず、保護者や子どもたちにとっても、危惧するべき問題である。
本論文は、バイリンガル肯定論の立場から、バイリンガルに関する理論の歴史的・社会的背景を概観し、さらに、近年の先行研究を要約することで「乳幼児期の英語使用は日本語の語彙発達を遅らせるか」という議論について考察する。
本論文の目的は、乳幼児期からのバイリンガル教育に関心のある日本の親のために、乳幼児期からのバイリンガリズム、特に語彙量の発達に与える影響に関する理解を手助けすることである。
本論文は、バイリンガリズムが語彙発達に与える影響に関する先行研究を調査し、「乳幼児期のバイリンガリズムは両言語の語彙発達を遅らせる」という見解に影響を与えた研究とその背景を要約する。さらに、それらの古い研究の問題点の認識に基づき、バイリンガル乳幼児の語彙量について前述の説を覆す結果を発表した近年の研究をいくつか要約する。
要約においては、特に、研究手法やバイリンガルとモノリンガルの比較方法に関する相違点に着目することで、メディアなどを通じて一般社会で話題となる見解の学術的根拠やその信頼性を確認することの重要性を論じる。
バイリンガリズムの分野における著名な研究者グロスジャンによると、子どものバイリンガリズムが言葉の発達を遅れさせるという説は1900年代半ばの古い研究に基づく “myth”(神話)と言われている。2)
1920年代〜1960年代は、「バイリンガル否定論が横行していた」と言われる時代(中島, 2016)であり、ドイツにおける国粋主義(自国の国民や文化・伝統がほかよりも優れていると考える思想)やアメリカにおける移民同化主義などの影響を受けた研究者たちを中心に、知能や学業成績、情緒などについてもバイリンガルのほうが劣っている、問題がある、という考えが広まった。1), 3)
しかしながら、子どもの発達を多面的・長期的に捉えていない、調査や比較の際にバイリンガルの多様性(各言語の熟達度や親の社会経済的地位など)を考慮していないなど、当時の研究手法が未熟であったことが多くの研究者により指摘されている。
表1は、バイリンガル否定論が肯定論に転じていく歴史的変遷を要約したものである。1), 3), 4), 5) , 6), 7), 8), 12)
表1. バイリンガリル教育理論に関する歴史的概観
作成:佐藤有里(2018年)
Table 1. Historical Review of Studies in Bilingualism
Created by Yuri Sato (2018)
子どものバイリンガルに関する論文や著書を数多く発表している言語学者ピアソンは、バイリンガルとモノリンガルの語彙量を比較する手法を見直した研究者の一人である。アメリカで乳幼児(生後8〜30カ月)を対象とした研究を行ったところ、同時性バイリンガル(生後から二言語にふれて育ったバイリンガル)の乳幼児の語彙発達の遅れを証拠づけるデータは得られなかったとする研究結果を1993年に発表し、多くの研究者に影響を与えた。
【ピアソンらの研究における調査対象者】
以下2グループの乳幼児(知能発達が標準的である月齢8〜30カ月)
※両グループの家庭の社会経済的地位は、ほぼ同レベル。
先行研究は、調査の対象者が少ないことや語彙量の評価方法が研究者によって異なることにより、研究結果の信頼性や妥当性を判断することが難しい状況であった。一方、ピアソンらの研究では、より多くの子どもたちを対象に、アメリカで標準化された「マッカーサー乳幼児言語発達質問紙/MacArthur Communicative Development Inventory(CDI)」という手法で語彙量を調査した。
この評価方法では、乳幼児(月齢8〜30カ月)の一般的な理解語彙[1]と表出語彙[2]の単語リストの中から、子どもが理解する単語、発する単語に親がチェックをつけて回答する。子どもの言語は常に発達過程にあるため、子どもの発語を録音する、専門家が子どもに語彙テストを行うなど、ある特定の日時や非日常的な空間で調べる方法と比べると、親に聞き取りをするというCDIの手法は有効だと考えられる。
ピアソンらも「CDIによるデータの信頼性・妥当性はほかの研究者らにより客観的に証明されている(IBS訳)」と述べており9)、103もの言語に適応するよう研究開発されている10)ことからも、世界中で信頼されていると言える。11)
[1] 聞いてわかる語彙。調査対象は、月齢8〜15カ月の乳児のみ。
[2] 発語できる語彙。正しく完全な発音である必要はないが、自発的なものに限る。親など外部から促されて反復したものは除く。
CDIにより語彙量を評価する方法は、異なる発達分野である理解語彙(聞いてわかる語彙)と表出語彙(発語できる語彙)を区別している点においても先行研究と異なる。例えば、日英バイリンガルがりんごを見て「りんご」という語彙を発することがなくても、親が「りんごを取って」と語りかければりんごを手に取るかもしれない。
この子どもの理解語彙を調べれば一つの語彙としてカウントされ、表出語彙を調べればカウントされないため、語彙量の評価において理解語彙と表出語彙を区別することは重要である。
このCDIを用いたピアソンらの研究結果では、バイリンガルの表出語彙数はモノリンガルより少なかったものの、理解語彙数はモノリンガルと同等であった(しかしながら統計的に有意差がなかったことは示されていない)。新たな研究手法により「バイリンガルはモノリンガルより語彙量が少ない」という通説を覆す結果が出たのである。9)
先行研究は、異なる状況の子どもたちが混ざったグループを「バイリンガル」とひとまとめにしていたという点にも研究手法の未熟さがあった。バイリンガルは、家庭での言語環境などの影響により、二言語の語彙量が同じとは限らない。
実際に、ピアソンらの研究の対象者であるバイリンガルの場合も、調査時点で、英語が優位な子どもとスペイン語が優位な子ども(優位の言語のほうが、理解/発語する語彙が多い)が含まれていた。よって、ピアソンらは、バイリンガルを以下の2グループに分けた。
・英語が優位である英語・スペイン語のバイリンガル
・スペイン語が優位である英語・スペイン語のバイリンガル
これらを区別せずに「バイリンガル」とひとまとめにして語彙量を調査した先行研究では、例えば、バイリンガルのグループに英語またはスペイン語を不得意とする子どもが混ざっていれば、当然そのグループの英語とスペイン語の平均値は低くなる。このような平均値をモノリンガルと比較すると、あたかも「英語もスペイン語も中途半端」に見える研究結果となる。
しかしながら、ピアソンらは、英語が得意なバイリンガルとモノリンガルの英語話者、スペイン語が得意なバイリンガルとモノリンガルのスペイン語話者の語彙を比較した。その結果、表出語彙数については優位差が認められず、同等であった。
さらに理解語彙数については、バイリンガルがモノリンガルを上回った。バイリンガルは、二つの言語が完全に同レベルであることは稀であり、12) 言語環境などによって得意な言語も変化する。ピアソンらは、このようなバイリンガルの多様性を考慮してモノリンガルと比較したことにより、「どちらの言語も中途半端」のように見えていた先行研究の結果を疑問視したのである。9)
ピアソンらの研究は、バイリンガルの語彙数を評価する新たな方法を提案したという点も先行研究と異なり、二言語の語彙を合計した数(Total Vocabulary)[3]をモノリンガルと比較した。結果、表出語彙数はモノリンガルと同等であり、理解語彙数はモノリンガルに劣ることはなかった。
英語であれスペイン語であれ、バイリンガルが言葉を使って表現できる意味や概念の数は、モノリンガルと変わらなかったのである。9)
ピアソンらは、バイリンガルの二言語のうちいずれか一つのみの語彙量をモノリンガルと比較し、言語発達の遅れと結びつけることを疑問視した。例えば、日英バイリンガルが「apple」と言うことはあっても「りんご」とは言わない時期があるように、同じものや概念に対して両方の言語で表すとは限らない。
この子どもの日本語だけを調べる場合、「りんご」と言わない限り語彙としてはカウントされない。しかしながら、語彙を獲得していく過程は実に複雑であり、もう片方の言語(英語)で「apple」と言えるのであれば、「りんご」と言えるようになるまでに必要な能力を何かしら部分的に有している可能性がある。
バイリンガル教育研究の第一人者である中島氏によると、近年は「二言語共有説」が多くの言語や環境で実証されており、音声や文法など表面的には異なる二つの言語であっても、深層面(例:認知や思考など)では共有するものがあり互いに繋がっていると考えられている。
中島氏は「バイリンガルのことばの力は2つのことばにまたがったもの」であるという点でモノリンガルとは本質的に異なる、と述べている。1)
この見解についてはまだ詳しくわかっていない点もあり、さらなる研究が必要とされているが、少なくとも、バイリンガルの語彙量を評価する際、また、バイリンガルの言語の発達が正常であるかそうでないかを判断する際には、モノリンガルと同じ手法を用いたり、モノリンガルと単純に比較したりすることは適切ではなく、二言語の語彙を合計する方法に妥当性がある可能性が高い。
[3] バイリンガルの語彙数を二言語で合計する際には、二言語で音声と意味が同じペア(例:英語「mama」(母)とスペイン語「mama」(母))の数は合計から差し引くなど、バイリンガルの総合的な語彙力を正確に表し、また、モノリンガルと公平に比較できるようにさまざまな点を考慮して算出される。
さらに近年、コンピューターによる語彙理解テスト(CCT/Computerized Comprehension Task)を行ったプーラン・デュボワらの研究により、同時性バイリンガルとモノリンガルの幼児(平均月齢24カ月)は、理解語彙数、及び、語彙を理解する正確さとスピードに差がないことがわかった。
【プーラン・デュボワらの研究における 調査対象者】
以下2グループの乳幼児(平均月齢24カ月)
(第一言語・第二言語:英語・フランス語9人、フランス語・英語11人、英語・イタリア語3人、英語・ヘブライ語1人、フランス語・トルコ語:1人)
(言語:英語12人、フランス語6人)
このCCTというテストでは、名詞、動詞、形容詞などの単語の音声が流れ、その単語を表す画像とそうではない画像の二つがタッチ・スクリーンに表示される。子どもが正しい絵にふれた回数の割合(正確さ)と、ふれるまでの所要時間(スピード)が調べられ、前述の結果となった。
さらに、幼児の表出語彙数(前述のCDIによる評価)についても、ピアソンらの研究結果と同様、バイリンガルの二言語を合計するとモノリンガルと有意差は示されなかった。13)
本論文は、「乳幼児期のバイリンガリズムは両言語の語彙発達を遅らせる」という見解に影響を与えた先行研究、及び、それらの問題点の認識に基づき研究手法を見直した新しい研究のいくつかを調査し要約したものである。
過去へ遡って先行研究を調査した結果、乳幼児期のバイリンガリズムが両言語の語彙発達を遅らせるという見解は、当時の社会的背景の影響を受けた言説や研究手法が未熟であった古い研究結果の影響が大きいことがわかった。
1993年にピアソンらが発表した研究は、バイリンガルの語彙量を評価する方法やモノリンガルとの比較方法を見直した点において重要である。
このピアソンらの研究結果、及び、近年の別の研究者らによる研究結果から、バイリンガルの理解語彙量はモノリンガルと同等であること、バイリンガルが得意なほうの言語の表出語彙量はモノリンガルと同等かつ理解語彙量はモノリンガルを上回ること、バイリンガルの二言語を合計した語彙量は表出語彙・理解語彙量ともにモノリンガルと同等であること、バイリンガルが語彙を理解する正確さもスピードもモノリンガルと同等であることが明らかにされている。
また、近年の第二言語習得の研究においては、学習者の言語能力をモノリンガルと比較することは研究上妥当性がないという見解が主流になっている14)。バイリンガルは、モノリンガルと育つ環境が異なるのだから、当然だと考えられる。
二つの言語にふれて育つバイリンガルは、一つひとつの言語にふれる時間量がモノリンガルよりも必然的に少なくなり、また、二つの言語に均等にふれることは不可能である。例えば、英語にふれることのほうが多い時期の日英バイリンガルと日本語モノリンガルの子どもの日本語語彙数を比較し、数が少ないほうのバイリンガルは日本語力が中途半端になると決めつけることは適切ではない。
ましてや、バイリンガルの言語発達の遅れを証明することにもならない。特に、発達過程にいる乳幼児期のバイリンガルは、モノリンガルと比べて発達が遅れているように見受けられたとしても、二言語とも発達途中である可能性が高いため15)、より慎重に判断する必要がある。
さらに、語彙知識を判断する際には、語彙の数量のみでなく、語彙の質も考慮する必要がある。16) 例えば、多くの人が「get」という単語を知っていたとしても、getと別の単語が結びつくことで意味を成す語彙(例:get up、get outなど)をどれだけ知っているかは人によって異なる。
また、「apple」という単語から連想できる単語数(例:fruit、redなど)も異なる。このような語彙知識の深さを調べようとする研究も進んでおり、知っている語彙の数が少ないということのみで、語彙知識が不足していると単純に結論づけることはできない。
日本における「乳幼児期の英語使用は日本語の語彙発達を遅らせる」という議論は、学術的信頼性の低い1920年〜1960年代の研究結果や理論の影響を受けており、客観的で実証的な証拠に欠ける説である。1993年に報告されたピアソンらの研究をはじめ、近年の別の研究者らが発表している研究では、バイリンガルの語彙量はモノリンガルと同等またはモノリンガルより優位であるという結果が示されている。
よって、本論文は「乳幼児期の英語使用は日本語の語彙発達を遅らせない」と結論づけるものであり、日本の保護者は、テレビ番組やインターネットなどにおける発言や記事、個人の体験談などの学術的根拠に欠ける情報に過剰な不安を抱き、早期英語教育やバイリンガル環境をやめる必要はない。
1) 中島和子(2016).「完全改訂版 バイリンガル教育の方法」. 東京:アルク.
2) University of Neuchâtel (2010). Myths about bilingualism. Francois Grosjean.
https://www.francoisgrosjean.ch/myths_en.html
3) 村井忠政(2010).「バイリンガルを生み出す客観的要因は何か:現代アメリカ移民第2世代の言語適応に関するポルテスらの調査研究から」.『金城学院大学論集(社会科学編)』. 7(1), 133-146.
http://id.nii.ac.jp/1096/00000370/
4) Cummins, J. (1976). The Influence of Bilingualism on Cognitive Growth: A Synthesis of Research Findings and Explanatory Hypotheses. Working Papers on Bilingualism, No.9.
https://eric.ed.gov/?id=ED125311
5) Marsh, D. (2012). Content Language Integrated Learning: A Development Trajectory. University of Cordoba.
https://helvia.uco.es/xmlui/bitstream/handle/10396/8689/2013000000658.pdf
6) 村田純一(2007).「バイリンガルの言語能力の仕組み」. 河野守夫、井狩幸男、石川圭一・門田修平・村田純一・山根繁編,『ことばと認知のしくみ』, 三省堂, pp.121-130.
7) 桐谷滋(2007).「脳機能イメージング」. 河野守夫、井狩幸男、石川圭一・門田修平・村田純一・山根繁編,『ことばと認知のしくみ』, 三省堂, pp.104-118.
8) Abutalebi, J., Cappa, S F., & Perani D. (2005). What Can Functional Neuroimaging Tell Us About the Bilingual Brain?. In Kroll, J.F.& De Groot, A.M.B.(Eds.), Handbook of Bilingualism: Psycholinguistic Approaches (pp.497-, New York: Oxford University Press.
9) Pearson, B.Z., Fernandez, S.C., and Oller, D.K. (1993). Lexical development in bilingual infants and toddlers: Comparison to monolingual norms. Language Learning. 43(1), 93-120.
https://scholarworks.umass.edu/adjunct_sw/7/
10) CDI Advisory Board (2015). Adaptations in Other Languages. Macarthur & Bates CDI.
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https://www.researchgate.net/publication/26333975_CLEX_A_cross-linguistic_lexical_norms_database
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14) Ortega, L. (2009). Understanding Second Language Acquisition. London: Hodder Education.
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http://doi.org/10.14945/00007864
16) Nation, I.S.P. (2013). Learning Vocabulary in Another Language: Second Edition. New York: Cambridge University Press.