日本の子供たちが、英語を身につけて ミライに羽ばたくために。

2023.11.08

英語の訛りって本当にダメなの?ジャパニーズ・イングリッシュに厳しすぎる日本人が変わるためのヒント 〜法政大学 渡辺宥泰教授インタビュー(前編)〜

英語の訛りって本当にダメなの?ジャパニーズ・イングリッシュに厳しすぎる日本人が変わるためのヒント 〜法政大学 渡辺宥泰教授インタビュー(前編)〜

「ネイティブ・スピーカーのような発音」は、英語を学んでいる日本人の多くが憧れ、最終的に到達したい目標になっているのではないでしょうか。早期英語教育に関心のある親御さんも、お子さんがそのような発音を身につけることを期待しているかもしれません。しかし、その憧れや目標は、学習のモチベーションになる一方で、日本人の英語力に対する評価や自信を下げてしまう場合もあります。そこで今回は、英語の訛りに対する意識や態度について社会言語学的に研究されている渡辺 宥泰教授(法政大学)にお話を伺いました。

前編では、「訛っている」と感じる音声の特徴や英語の訛りが与える印象について紹介します。

著者:佐藤 有里

 

まとめ

●訛りのある英語をどのように評価するかは、国・地域のほか、どの外国語訛りかによって異なる。外国語訛りに対する印象は、音声上の特徴だけではなく、話し方の癖や声の質、聞き手のバックグラウンドやステレオタイプなども影響する可能性がある。

●日本人は、さまざまな外国語訛りの中でも日本語訛りを一番低く評価する傾向がある。その背景には、「規範に到達しなければならない」という “英語道” のような考え方やモノリンガリズムがあると思われる。

●お手本(規範)は必要だが、「正しさ」ではなく「誤解を生まないコミュニケーション」を目標にすることが大切。訛りを気にせずに英語を使う北欧の若者たちは、日本人にとってのロールモデルになり得る。

 

【目次】

 

 

実はあまり知られていない、ニュージーランド英語の訛り

ー渡辺先生は、社会言語学の中でも、特に英語の訛りに対する意識や態度について研究されています。どのような経緯や理由で、関心をもたれたのでしょうか?

1996年にサバティカルリーブ(研究活動に専念するための長期休暇)でニュージーランドに行ったことが最初のきっかけです。

現地に向かう飛行機の中でも、到着してから食事をしたカフェでも、ニュージーランドの人たちが話す英語(以下、NZ英語)をまったく聞き取れなかったんです。その様子を見ていた娘から「お父さんは大学で英語を教えているって言っていたけど、本当なの?」と言われてしまうくらいでした(笑)。

翌日、当時カンタベリー大学の言語学科長を務めていたLyle Campbell先生にこの話をしたところ、ニュージーランドの発音に慣れるまで3カ月かかったとのことでした。彼は、アメリカ出身で、歴史言語学やアメリカ先住民諸語の分野では世界的な権威です。超一流の言語学者でも慣れるまで時間がかかったことに驚いて、英語の訛りに興味を抱くようになりました。

 

―NZ英語は、先生が学んできた英語とかなり違っていたのですね。

そうなんです。NZ英語の訛りには、社会階級による違いでBroad accent(強い訛り)、General accent(一般的な訛り)、Cultivated accent(教養ある訛り)、という3種類があります(Hay et al, 2008, p. 101)。

Cultivated accentは、イギリスで標準的な発音とされるRP(容認発音)(※1)に近いのですが、この発音で話す人は、いまではほとんどいません。

一方、多くの人が話すGeneral accentやBroad accentは、RPやGA(アメリカ一般発音)(※2)とは大きく異なります。ですから、ニュージーランドを舞台にした映画に出演するイギリスやアメリカの俳優さんは、NZ英語の訛りを真似するのにかなり苦労するようです。

世界中でいろいろな英語が話されていますが、NZ英語はその中でもあまり知られていなくて、「ダークホース(The dark horse of World English regional dialectology)」(Crystal, 2019, p. 374)と言われています。

また、当時、Peter Trudgill 先生など、さまざまな社会言語学者がNZ英語について研究していることもわかりました。

 

―NZ英語は、イギリスやアメリカで話されている英語とどのように違うのでしょうか?

イギリスやアメリカの人たちは、オーストラリアの英語(Mitchell & Delbridge, 1965)とほぼ同じだと感じるようです。

実際かなり近いのですが、NZ英語はさらに聞き取りにくいと思いますし、ニュージーランドの人たち自身もオーストラリア英語との違いを強く意識しています。

例えば、ニュージーランドの人たちは、“hair”(髪の毛)と “here”(ここ)が同じような発音になります(二重母音がどちらも/ɪə/になる)し、私が区別して発音しても同じように聞こえるようです。

40年前ごろまでは、この/ɪə/と/eə/の音が区別されていたのですが、そのうちhair(/eə/)の発音に近づいていって、いまはhere(/ɪə/)の発音に融合されています(渡辺, 2002)。

こういうふうに異なる音素が融合されることは、どの言語、訛りであってもよく起こりますし、それが個性だとも言えますね。

 

―英語の訛りに対してどういう意識や態度を持っているか、というテーマで研究しようと思われたのはなぜですか?

ニュージーランドは、訛りに対する意識(言語態度)を調べる研究が最も進んでいる国の一つだったからです。

NZ英語には、先ほどお話しした三つの社会的な訛りがあります。また、ニュージーランドの人たちは、ほかの英語圏に行ったときに「聞きにくい」と言われたり誤解されたりすことがよくあるので、「自分の訛りがどう思われるか」ということに対して強い関心があります。

ですから、アメリカやイギリス、オーストラリアなどの英語の訛りと比べて、NZ英語がどのように評価されるかを調べる研究がよく行われていたと思います。

 

どういう特徴で「訛っている」と感じる?

―では、英語の訛りについて詳しくお伺いしたいです。英語のネイティブ・スピーカー(以下、ネイティブ)は、相手が話す英語のどのような特徴で「訛っている」と感じるのでしょうか。

一般的な研究では、個々の音よりも、イントネーションなどの違いのほうが「訛っている」という印象につながると言われています(e.g., Kang et al., 2010; Munro et al., 2010; Trofimovich & Baker, 2006)。

<発音には2種類の違いがある>

1) suprasegmental features(超分節的特徴)

イントネーションやリズム、ストレス(強勢)の違い

2) segmental features(分節的特徴)

個々の音の違い

また、第二言語を習得する場合、イントネーションなどの習得のほうがintelligibility(明瞭性)とcomprehensibility (理解性)の向上につながることがわかっています(Celce-Murcia, et al., 2010)。

Intelligibilityは、ある語を言ったときに、聞き手がその語だとわかるかどうか、ほかの語だと誤解しないかどうか、という問題ですね。Comprehensibilityは、発話の内容(意味やニュアンス)がわかるかどうか、という問題です。

 

―たしかに、一つひとつの音が正確でなくても、イントネーションが合っていればネイティブのように聞こえることはありますね。

そうですね。ただ、私の研究(Watanabe, 2017)では、逆の結果が出ました。

ニュージーランドの人たちにいろいろな外国語訛りの英語(スワヒリ語/ドイツ語/スペイン語/広東語/韓国語/日本語を母語とする人が話す英語)を聞いてもらったのですが、共通して、どちらかというと個々の音の違いのほうが「訛っている」と感じる要素になっていました。

イントネーションなどは、例えばアメリカ英語とイギリス英語など、英語母語話者同士であっても違いが出るので、「この人はネイティブではない」と感じるかどうかにはあまり影響しないのかもしれません。

どちらかというと、個々の音の特徴をもとに「こういう発音は○○語っぽいな」というステレオタイプができ上がりやすく、そのステレオタイプによって判断しているのではないかと考えています。

日本語訛りの英語の場合は、「訛っている」と感じる要素がイントネーションだった人が45%、リズムやストレスだった人が55%、個々の発音だった人が98%(複数回答可)でした。

ただ、どういう特徴で訛っていると感じるかは、どの言語の訛りなのかによって違います。例えば、スペイン語訛りの英語については、リズムやストレスについても「訛っている」と強く感じるようです。

 

―日本語訛りの英語の場合は、特に一つひとつの発音の特徴で「訛っている」という印象を与えるのですね。どのような特徴がありますか?

例えば、日本語は英語よりも母音の種類が少ないので、母音の発音の違いが影響します。

また、子音であれば、sとth(/s/ と /θ/)、lとr(/l/ と /r/)の区別があまりされずに同じような発音になってしまうと、訛っている印象を与えます。

あとは、子音の連続を回避する発音ですね。例えば、“street”(s – t – rと3つの子音が連続)と言うときに、「スリート」というふうにtを発音しなかったり(consonant cluster reduction)、「ストリート」というふうに子音のあとに母音を入れたり(tがtoになる)します。

sとthの特徴はドイツ語、lとrの特徴は韓国語、広東語、タイ語など、アジアの言語の訛りにも見られます。

 

―lとrを同じように発音するのは、日本の人たちだけではないのですね。

そうですね。私の研究(Watanabe, 2017)でも、lとrの発音で「訛っている」と判断された人は、母語が日本語、広東語、韓国語の3人でした。

でも、おもしろいことに、「この人の母語は何だと思いますか?」と聞くと、「日本語」と答える人が圧倒的に多かったです。

当時、ニュージーランドには日本から来た観光客や留学生が多かったので、日本語訛りの英語を聞き慣れている現地の人たちは、「lとrの発音に特徴がある人は日本人だ」というステレオタイプができあがっていたのだと思います。

ニュージーランドの人たちに複数の日本人の発音を聞いてもらったとき、lとrをはっきりと区別して発音する高校生は日本語訛りだと見破られませんでした(Watanabe, 2008)。

その子の母語については、オランダ語訛りではないか、マレー語訛りではないか、南アフリカ出身の英語母語話者ではないか、というふうに20近い言語に分かれて、意見はバラバラでした。

lとrの発音に特徴がないと、ほかにキーになる特徴がなくて、さっぱりわからなくなってしまうのだと思います。

 

―日本人が話す英語を聞き慣れていたニュージーランドの人たちは、日本語訛りの英語に対するステレオタイプを持っていたのですね。

そうですね。ニュージーランドの例ではありませんが、日本人のフライトアテンダントが言った”Have a pleasant flight.”(どうぞ良い「空の旅」を)が “Have a present fright.”(「恐怖」をどうぞ)に聞こえた、というある研究者のエピソードは有名です。

でも、実際のコミュニケーションには脈絡がありますし、聞き手も日本人が話す英語に慣れていてその特徴がわかっていますから、日本語訛りによって大きな誤解は生じないと思います。

また、どのようなステレオタイプを持っているかは、聞き手の出身国やバックグラウンドによって違います。

この研究について国際学会で口頭発表をしたことがあるのですが、オーストラリアやカリフォルニアから来ていた研究者の方が「私の国では、こういうlとrの発音を聞くと、中国語訛りだと思われます」とおっしゃっていました。

最近、知人が同じような研究をイギリスで行ったのですが、イギリスの人たちも、東アジア出身の人たちのlとrの訛りに気づきやすく、それが中国語訛りだと思う人が多いそうです。

 

英語が訛っていると、どう思われる?

―日本人は、「カタカナ英語」ということばがあるように、英語の発音を気にする方が多いですよね。実際、英語の訛りは、聞き手にどういう印象を与えるのでしょうか?

特にイギリスでは、1970年から1990年ごろにかけて、いわゆる「規範」とされているRPに対する言語態度と、イングランドやスコットランドなど各地の訛りに対する言語態度を比べる研究が多く行われていました。

その結果として、知性、財力、社会的地位などのprestige(信望)に関わる側面ではRPを話す人、友だちになりたい、親近感があるなどのsolidarity(仲間意識)に関わる側面では各地の訛りがある人のほうが高く評価される傾向にありました(e.g., Cheyne, 1970; Giles & Powesland, 1975; Coupland & Bishop, 2007)。

でも最近は、その傾向が薄れつつあって、標準的とされる発音に近い方がprestigeとsolidarityの両方とも高く評価される印象があります。その反面、上流階級丸出しの保守的なRPは敬遠されるようです。

―たしかに、訛りが親近感につながることもありますし、訛りに対する印象が時代とともに変化することもあるかもしれませんね。同じ英語圏でも、違いはあるでしょうか?

そうですね。例えばアメリカ社会では、外国語訛りの英語を話す人は、職場などさまざまな場面で不利な扱いを受けることがあると言われています(Lippi-Green, 2012)。

さらに、その人の母語が何であるかによってランク付けのようなものが生じやすいです。Lindemann(2005)の研究では、全体的に中国語訛りに対する評価が低く、ヒスパニック系の訛りだとやや低いこと、ロシア語訛りだと耳障りで不快と思われることが報告されています。それに対して、西ヨーロッパ系の訛りはあまりネガティブな印象を与えない、とのことです。

 

―外国語訛りの中でも、ネガティブな印象を与える訛りとそうではない訛りがあるということですね。

そうですね。ただ、訛りに対する印象がどこまで言語の音声特徴に依存していたかどうか、ということはわかりません。

例えば、女優さんなどが優しい声で話せば、どの外国語訛りかに関係なく良い印象を持たれるかもしれません。話し方の癖や声の質、聞き手の教養などのバックグラウンドによって、訛りに対する印象は変わってきますよね。

また、聞き手のステレオタイプも影響するかもしれません。

仮に、ある訛りはとても知的に聞こえたり、心地よく耳に響いたりするけれど、ある訛りは嫌だと感じるとします。それは、聞き手のステレオタイプによって「この人の母語はこれだ」と判断して、その母語や出身国に対する否定的な見方に影響されている可能性があります。

 

―これは個人的な体験ですが、例えば、先ほどお話に出た「street」と「ストリート」ように、英語とカタカナ英語の発音がどのように違うかを海外の方に紹介したことがあります。そのときに、カタカナ英語の発音が「かわいい」と言われました。日本に対する良いイメージがあるからなのか、単純に音を聞いてそう感じるのか、という点が気になっていたのですが、いかがでしょうか?

音声に内在する特徴も関係しているのではないかと思います。

『Let It Go』(ディズニー映画『Frozen/アナと雪の女王』挿入歌)を25の言語でワンフレーズずつ歌う、というYouTube動画(※3)があるのですが、よくこれを学生たちに見せて考えさせています。

この動画には、どの言語のバージョンが良いか、ということを世界中の人たちがコメントしているのですが、日本語の評価が圧倒的に高いんです。ポルトガル語やカタロニア語もそうでした。一方、ドイツ語やオランダ語の評価が低いです。

日本語やポルトガル語を始めとするラテン系の言語は、母音(vowels)や半母音(semi-vowels)、流音(liquids)、鼻音(nasals)といった共鳴音(sonorants)が多く、子音の連続が少ないことが特徴です。おそらく、このような音が耳に心地良いのだろうと思います。

一方、ドイツ語やスカンディナビア系の言語は、破裂音(plosives)や摩擦音(fricatives)などの阻害音(obstruents)が多いので、耳障りに聞こえるのかもしれません。

 

―海外の人たちにとって、日本語が心地よく聞こえる、という点はとても興味深いです。日本語のパートは、女優の松たか子さんが歌っていらっしゃいますね。

この動画の興味深い点は、どの言語でも、世界的に有名な女性歌手が歌っていて、しかも、同じような声質の人が選ばれていることです。

ですから、音声に内在する特徴によって印象が変わることがわかりやすいと思います。

ただ、日本語などが心地よく聞こえるのは、『Let It Go』のようなロマンティックな歌で女性が歌っているからかもしれません。

例えば、ロック音楽の場合はほかの言語のほうが力強く聞こえて良い、というふうに、印象の良さは状況によっても変わると思います。

 

(※1)RPは、Received Pronunciation(容認発音)の略。イギリスで話されている標準的な英語の発音(訛り)を指す(Payne, 2023)。最近ではSSBE(Standard Southern British English/標準イギリス南部英語)と呼ばれることもあります。「標準的」と言われても、この発音で話す人たちは、上流階層を中心に、イギリス全体の人口のわずか2-3%に過ぎません。

(※2)GAは、General American(一般アメリカ発音)の略。

(※3)DisneyMusicVEVO(2014, April 1). Let It Go: Behind The Mic Multi-Language Version [Video]. YouTube. https://youtu.be/BS0T8Cd4UhA?si=4TNk1QImA7d-1OVX

 

(後編へ続きます)

IBSサイトのバナー

 

【取材協力】

法政大学 グローバル教養学部 グローバル教養学科 渡辺 宥泰 教授

渡辺宥泰教授のプロフィール写真

<プロフィール>
専門は、社会言語学。主に、英語の方言・訛りに対する言語態度や英語の多様性(英語拡大圏で共通語として使用されている「リンガフランカとしての英語(English as a Lingua Franca)」を含む)について研究を行う。法政大学大学院にて英語学を専攻し、修士号を取得。博士後期課程を満期退学し、立正大学・明治学院大学等で兼任講師を務める。法政大学の第一教養部、キャリアデザイン学部、国際文化学部を経て、2008年よりグローバル教養学部(GIS)教授(学部長:2008年-2011年、2018年-2019年)。この間、GISの前身となるグローバル学際研究インスティテュート(IGIS)の運営委員長を兼担するほか、3年間に亘りカンタベリー大学(ニュージーランド)で在外研究に従事する。

 

■関連記事

多くの学習者があこがれる「ネイティブのような英語」とは

 

参考文献

Celce-Murcia, M., Brinton, D. M., Goodwin, J. M., & Griner, B. (2010). Teaching pronunciation: A course book and reference guide (2nd ed.). Cambridge University Press.

 

Cheyne, W. M. (1970). Stereotyped reactions to speakers with Scottish and English regional accents. British Journal of Social and Clinical Psychology, 9(1), 77–79.

https://doi.org/10.1111/j.2044-8260.1970.tb00642.x

 

Coupland, N., & Bishop, H. (2007). Ideologised values for British accents. Journal of Sociolinguistics 11(1), 74-93.

https://doi.org/10.1111/j.1467-9841.2007.00311.x

 

Crystal, D. (2019). The Cambridge encyclopedia of the English language (3rd ed.). Cambridge University Press.

 

Giles, H., & Powesland, P. F. (1975). Speech style and social evaluation. Academic Press.

 

Hay, J., Maclagan, M., & Gordon, E. (2008). New Zealand English. Edinburgh University Press.

 

Jenkins, J. (2000). The phonology of English as an international language. Oxford University Press.

 

Kachru, B. (1985). Standards, codification and sociolinguistic realism: The English language in the outer circle. In R. Quirk & H. G. Widdowson (Eds.), English in the world: Teaching and learning the language and literatures (pp. 11–30). Cambridge University Press.

 

Kachru, B. B. (1992). Teaching world Englishes. In B. B. Kachru (Ed.), The other tongue: English across cultures (2nd ed., pp. 355–365). University of Illinois Press.

 

Kang, O., Rubin, D., & Pickering, L. (2010). Suprasegmental measures of accentedness and judgments of language learner proficiency in oral English. The Modern Language Journal, 94(4), 554–566.

https://doi.org/10.1111/j.1540-4781.2010.01091.x

 

Lindemann, S. (2005). Who speaks ‘broken English’? US undergraduates’ perception of non-native English. International Journal of Applied Linguistics 15(2),187–212.

https://doi.org/10.1111/j.1473-4192.2005.00087.x

 

Lippi-Green, R. (2012). English with an accent: Language, ideology, and discrimination in the United States (2nd ed.). Routledge.

 

McKenzie, R. M., Kitikanan, P., & Boriboon, P. (2016). The competence and warmth of Thai students’ attitudes towards varieties of English: The effect of gender and perceptions of L1 diversity. Journal of Multilingual and Multicultural Development, 37(6), 536–550.

https://doi.org/10.1080/01434632.2015.1083573

 

Mitchell, A. G., & Delbridge, A. (1965). The speech of Australian adolescents: A survey. Angus and Robertson.

 

Modiano, M. (1999). Standard English(es) and educational practices for the world’s lingua franca. English Today, 15(4), 3–13.

https://doi.org/10.1017/S0266078400011196

 

Munro, M. J., Derwing, T. M., & Burgess, C. S. (2010). Detection of nonnative speaker status from content-masked speech. Speech Communication, 52(7–8), 626–637.

https://doi.org/10.1016/j.specom.2010.02.013

 

Orkin, M. M. (1970). Speaking Canadian English: An informal account of the English language in Canada. General Publishing.

 

Payne, L. (2023, August 29). Received Pronunciation. In Encyclopedia Britannica.

https://www.britannica.com/topic/Received-Pronunciation

 

Rindal, U., & Piercy, C. (2013). Being ‘neutral’? English pronunciation among Norwegian learners. World Englishes, 32(2), 211-229.

https://doi.org/10.1111/weng.12020

 

Seidlhofer, B. (2001). Closing a conceptual gap: The case for a description of English as a lingua franca. International Journal of Applied Linguistics 11(1), 133–158.

https://doi.org/10.1111/1473-4192.00011

 

Smith, L. (1976). English as an international auxiliary language. RELC Journal, 7(2), 38–42.

 

Tokumoto, M., & Shibata, M. (2011). Asian varieties of English: Attitudes towards pronunciation. World Englishes, 30(3), 392-408.

https://doi.org/10.1111/j.1467-971X.2011.01710.x

 

Trofimovich, P., & Baker, W. (2006). Learning second language suprasegmentals: Effect of L2 experience on prosody and fluency characteristics of L2 speech. Studies in Second Language Acquisition, 28(1), 1–30.

https://doi.org/10.1017/S0272263106060013

 

Turner, G. W. (1966). The English language in Australia and New Zealand. Longman.

 

Watanabe, Y. (2008). New Zealand attitudes towards foreign-accented English. Te Reo, 51, 99–127.

 

Watanabe, Y. (2017). The conflation of /l/ and /r/: New Zealand perceptions of Japanese-accented English. Language Awareness, 26(2), 134–149.

https://doi.org/10.1080/09658416.2017.1319849

 

Watanabe, Y. (2023). The pursuit of perfect English: Japanese ideology regarding L1-like pronunciation. GIS Journal, 8, 89–109.

http://doi.org/10.15002/00026271

 

文部省(1969). 第9節 外国語. 中学校学習指導要領(昭和47年4月施行). 国立教育政策研究所 教育研究情報データベース.

https://erid.nier.go.jp/files/COFS/s44j/chap2-9.htm

 

文部省(1977). 第9節 外国語. 中学校学習指導要領(昭和56年4月施行). 国立教育政策研究所 教育研究情報データベース.

https://erid.nier.go.jp/files/COFS/s52j/chap2-9.htm

 

文部科学省(2017). 中学校学習指導要領(平成29年告示)解説:外国語編.

https://www.mext.go.jp/content/20210531-mxt_kyoiku01-100002608_010.pdf

 

渡辺宥泰 (2002). BEER in Mind: ニュージーランド英語における HERE /HAIR 融合. 法政大学教養学部紀要 外国語学・外国文学編, 119, 43-59.

http://doi.org/10.15002/00004665

 

渡辺宥泰(2022). 北欧の英語:国際英語の範例として. 異文化の諸相, 42, 49-62.

https://doi.org/10.57300/cac.42.1_49

 

 

PAGE TOP