日本の子供たちが、英語を身につけて ミライに羽ばたくために。

2019.10.11

早稲田大学で「早期外国語学習に関するセミナー」を開催しました

早稲田大学で「早期外国語学習に関するセミナー」を開催しました

2019/9/1、ワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所が早稲田大学で早期外国語学習に関するセミナーを開催しました!セミナーには国内外から多くの研究者が参加しました。

 

 

基調講演

基調講演を行うマグダレナ・レンブル教授

アダム・ミツキェヴィチ(ポズナン)大学、マグダレナ・レンブル教授は、ポーランドの多言語教育の実情や、バイリンガルのメリットなどについて、基調講演を行いました。

「過去には複数の言語を話すことで母語の発達に遅れがあるのではないか、といった否定的な意見も多くありました。ですが、そのような懸念は今では誤解であることがわかっています

複数の言語を習得することで、クリエイティブな思考や問題の解決能力、マルチタスク能力の向上といった良い影響があるという研究結果も出ています。

また、バイリンガルは認知症の発症がモノリンガルに比較して遅いとった研究結果も出ているのです。」

多言語教育が当たり前のヨーロッパでは、バイリンガル、トリリンガル等に関する研究がかなり進んでいます。レンブル教授の講演内容は非常に興味深いものでした。

 

基調講演を行う大井静雄所長

当研究所所長である大井静雄博士は、日本の外国語教育の現状と脳神経学の観点から、早期英語習得の重要性について講演しました。

「日本のように言語習得を小学校中学年から始めるということは、幼いころから緩やかに発達の階段を上っていくというより、始めるのが遅いことで急な階段を一気に登るようなものになります。

ですので、脳の発達の観点からすると、始める時期は外国語(英語)習得を考える上で、一番重要な要素です。

多くの科学的なデータを参照した講演内容は、早期英語習得の重要性について非常にロジカルに説明するものとなっていました。

 

パネルディスカッション

パネルディスカッションの様子

当研究所の学術アドバイザーでもある、早稲田大学の原田哲男教授、主任研究員のジェイコブス・ポールも加わり、日本と外国での外国語習得について、セミナー参加者と議論が展開されました。

香港やヨーロッパのバイリンガル教育、多言語教育の現状について意見交換がなされたり、これからの外国語教育の可能性についても真剣な議論がなされました。

 

質問する海外からの研究者 パネルディスカッションに耳を傾ける研究者たち ディスカッションに真剣に耳を傾ける研究者たち

 

ワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所は、これからも早期英語学習の重要性を社会に伝えるべく、様々な研究活動に尽力してまいります。

 

基調講演者、パネリスト

■マグダレナ・レンブル

アダム・ミツキェヴィチ大学 教授、Bilingualism Matters ポズナン支部 副支部長

 

■大井静雄

ドイツ・ハノーバー国際神経科学研究所(INI)小児脳神経外科 名誉教授、脳神経外科医・発達脳科学研究者

ワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所 所長

 

■原田哲男

早稲田大学教育・総合科学学術院 教授

ワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所 学術アドバイザー

 

■ジェイコブス・ポール

コロラド大学ボルダー校 M.A.(修士)

ワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所 主任研究員

 

 

 

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