日本の子供たちが、英語を身につけて ミライに羽ばたくために。

研究所について

研究所について

日本の英語教育発展のために、早期からの英語教育を

急速に進むグローバル環境の中、これからの日本人には英語を話す能力は益々求められています。文部科学省も指導要綱を大きく改定し小学生からの英語教育充実に大きく舵をとり、アカデミアでも小学生以降の英語教育のあり方やメソッドに多数の論文や寄稿が寄せられるようになってきています。しかしながら、幼児期の英語教育に関しては、研究実績や文献も極端に少なく、多くの人にとって判断材料がないのが現実です。

このような状況下において、本研究所は幼児期からの英語教育の有効性や重要性を社会に対して提供することを主目的として設立されました。本来言語能力が形成される上で一番敏感かつ重要な幼児期にこそ、英語教育を有効的な方法で施すことにより、バイリンガル、もしくはバイリンガル並みの英語でのコミュニケーション能力を手に入れることができるということを前提に、それらを様々な角度、アプローチで検証することを研究活動の中心にしています。

研究成果は、国内外に対して積極的に対外発信し、アカデミアやマスコミ、インターネット上の様々なメディアを通して発表され、真のグローバル人材を育成したいという機関、団体、子どもをもつ母親にとっての中立的かつ、有益な情報提供を行います。

当研究所が行う種々な情報提供活動が、日本の英語教育の研究、実践に広く深く貢献し、グローバル社会の中で世界に貢献できる子どもが一人でも多く輩出されることを願って。

   

所長挨拶

IBS ”Institute of Bilingual Science” バイリンガルサイエンス研究所は、ワールド・ファミリー社の助成を受け、2016年10月1日に設立されました。その設立のMottoに、【 科学的実証に基づくバイリンガル育成〜日本の英語教育発展のために『幼児期からの早期英語教育』をテーマとして〜】を掲げています。

我が国においては、近年の半世紀以上にわたり様々な分野で国内はもとより、世界をリードする領域、人材が急成長してきました。しかしながら、それぞれの領域で活躍する人材に際立った共通の弱点が、未だに目につきます。それは、国際共通語である英語力の低さです。この根底にある問題として、日本の英語教育の在り方があげられます。特に、言語による生理的なコミュニケーションの芽生え、すなわち英語環境のつくり方とその時期において、発達脳のしくみにそぐわない教育が行われているのが、現状といえます。

バイリンガル育成の課題を解決するには、多くの学術領域の科学的見解と学際的アプローチが必要です。IBS”バイリンガルサイエンス研究所”は、7つの精神をもって、学術に裏付けされた科学的見地から、日本にいながらにして、バイリンガル、バイリンガル脳を育成するための最適な方法を見出すことを目標としています。

motto : 科学的実証に基づくバイリンガル育成

〜日本の英語教育発展のために『幼児期からの早期英語教育』をテーマとして〜

  • バイリンガル育成に、発達脳科学的見解を探求する
  • バイリンガル育成に、教育学的見解を探求する
  • バイリンガル育成に、心理言語学的見解を探求する
  • バイリンガル育成に、応用言語学的見解を探求する
  • バイリンガル育成に、社会言語学的見解を探求する
  • バイリンガル育成に、グローバリズム的見解を探求する
  • バイリンガル育成に、発達臨床心理学的見解を探求する

2016年10月1日

ワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所 所長 大井静雄

脳神経外科医・発達脳科学研究者

ドイツ・ハノーバー国際神経科学研究所(INI)脳神経外科 名誉教授

   

研究員・研究組織

所長:大井静雄 Shizuo Oi 脳神経外科医・発達脳科学研究者 ドイツ・ハノーバー国際神経科学研究所(INI)小児脳神経外科 名誉教授

大井静雄 Shizuo Oi 脳神経外科医・発達脳科学研究者 ドイツ・ハノーバー国際神経科学研究所(INI)小 児脳神経外科 名誉教授

【略歴】 1973年 神戸大学医学部卒業

1975年 アメリカノースウェスタン大学医学部脳神経外科・レジデント(フルレジデントシー5年)

1987年 神戸大学病院脳神経外科講師

2001年 東京慈恵会医科大学脳神経外科教授 東京慈恵会医科大学総合母子健康医療センター・小児脳神経外科部門診療部長

2003年 ドイツハノーバー国際神経科学研究所(I.N.I)教授(兼任) 小児脳神経外科部門主任

2011年 Laureate International Universities 健康科学アジア代表学長

2012年 聖トマス大学第12代学長

2019年 大井クリニック院長 ※大井クリニックのホームページはこちらから

脳腫瘍や水頭症、発達脳科学、脳ドックなどを専門とし、これらの領域の国際的なリーダーの一人。2008年には世界で初めて600g未満の新生児の二分脊椎症の手術に成功。各メディアで取り上げられた。現在も、ケニアやインドなどの国々で特に子供の脳の疾患に対する手術技術指導を行っている。

【学術論文】

原著論文 286編[英文:140編、邦文:146編]、総説論文 187編[英文:21編、邦文:166編]学術著書:共著-分担執筆を含む 142冊[英文:28冊、邦文:114冊]

関連一般著書も多数執筆。主な一般著書に

  • ・すこやかなれ、世界のこども達!Health of Children Worldwide, Seeking God’s Guidance! 【日・英表記】(WBI Publications 2014)
  • ・こどもバイリンガル 育脳のすすめ (WBI Publications 2014)
  • ・あなたの“成熟脳“自分史作成のすすめ(WBI Publications 2016)
  • ・ステイタスブレン』(講談社)
  • ・『愛情たっぷり「育脳」子育て』(中央法規出版)
  • ・『赤ちゃんを元気にする栄養の話』(保健同人社)
  • ・『成熟脳』(アルク)、などがある。
   

学術アドバイザー:原田哲男 Tetsuo Harada 早稲田大学 教育学部・総合学術院 教授

原田哲男 Tetsuo Harada 早稲田大学 教育・総合科学学術院 教授

早稲田大学教育学部英語英文学科卒業後、高等学校の英語教員を経て、筑波大学大学院教育研究科教科教育専攻英語教育コースで修士号を取得。短期大学に勤務後、ロンドン大学大学院ユニバーシティ・カレッジで音声学修士、ロンドン大学教育研究科(IOE)を経て、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)にて応用言語学博士を取得。その後、オレゴン大学で教鞭を執り、2005年から現職。2013年から2014年まで、UCLAの客員教授兼研究員。専門は、第二言語習得、外国語の音声習得、英語教育、バイリンガル教育など。イマージョン教育における音声習得に関しての論文を、Studies in Second Language Acquisitionなどの国際学術誌に掲載。

【主要著作】 Harada, T. (in press). Developing a content-based English as a foreign language program: Needs analysis and curriculum design at the university level in Japan. In M. A. Snow & D. M. Brinton, The content-based classroom.

Harada, T. (2015). Factors affecting successful late learners’ phonemic discrimination between /l/ and /r/ in English. Proceedings of the 18th International Congress of Phonetic Sciences (ICPhS). Glasgow, Scotland, UK.

Harada, T. (2014). Does early foreign language learning in school affect phonemic discrimination in adulthood? Journal of the Acoustical Society of America, 136, 4, 2108.

Harada, T. (2013). Effects of early language learning on speech perception: From an ELF perspective. In K. Murata (Ed.), Waseda Working Papers in ELF (English as a Lingua Franca), 2 (pp. 111-122).

Harada, T. (2011). Limited long-term effects of early immersion on L2 segmental timing in adulthood. In M. Wrembel, M. Kul, & K. Dziubalska-Ko?aczyk (Eds.), Achievements and perspectives in the acquisition of second language speech: New Sounds 2010 (pp. 103-115). Bern, Switzerland: Peter Lang.

原田 哲男(2011) 「早期外国語教育は音声習得に何をもたらすのか:イマージョン教育からの示唆」『早稲田教育評論』第25巻1号(pp. 1-14)早稲田大学教育総合研究所

Harada, T. (2009). Limited effects of early language learning in immersion education on L2 pronunciation in adulthood. In K. Namai & Y. Fukai, Toward the fusion of language, culture and education: From the perspectives of international and interdisciplinary research (pp. 208-221). Tokyo: Kaitakusha.

Harada, T. (2007). The production of voice onset time (VOT) by English-speaking children in a Japanese immersion program. International Review of Applied Linguistics in Language Teaching (IRAL), 45(4), 353-378.

Harada, T. (2006). The acquisition of single and geminate stops by English-speaking children in a Japanese immersion program. Studies in Second Language Acquisition, 28(4), 601-632.

Lee, B., & Guion, S. G., Harada, T. (2006). Acoustic analysis of the production of unstressed English vowels by early and late Korean and Japanese bilinguals. Studies in Second Language Acquisition, 28(3), 487-513.

   

主任研究員:ジェイコブス・ポール Paul Jacobs

ジェイコブス・ポール Paul Jacobs

【学歴】 M.A. (修士)University of Colorado at Boulder、 専攻:日本文学と言語学、2011年卒 論文:Sakaguchi Ango and his Flesh Literature. コロラド大学の図書館で出版。 内容:坂口安吾の短小説を英語に翻訳し、作家の文献から見た日本文化の分析。 B.A.(大学)University of Colorado at Denver, 専攻:国際関係、2008年卒

【職歴】 ワールド・ファミリー株式会社 2012年3月−2016年4月 サービス・プランニング部。幼児英語教材とサービスの企画。 家庭教師、アメリカ、コロラド州 2007年−2009年 中学生児の生徒に日本語を教えました。カリキュラムの開発も実施。 カンコーディア・ランゲージ・ビレッジ 、アメリカ、ミネソタ州 2007年7月−2007年8月 中高生のイマージョン教育のキャンプで日本語先生とキャンプカウンセラー。

【Education】 M.A., May 2011, University of Colorado Boulder, Japanese Language and Civilization Master’s thesis: Sakaguchi Ango and his Flesh Literature. Published at the library of the University of Colorado at Boulder. Translation of Sakaguchi Ango’s short stories and analysis of the author’s views on Japanese culture. B.A., December 2008, University of Colorado Denver, International Studies

【Work】 World Family K.K., Tokyo, Japan, Mar 2012 – Apr 2016 Service Planning Department, Planning and developing English learning services for children ages 0 – 12. Mainly dealing in planning and marketing new services. Private Japanese Teacher, Colorado, USA, Sep 2007 – Dec 2009 Private Japanese teacher for a homeschooled teen student. Curriculum and assessment development suitable for a middle school student. Concordia Language Villages, Minnesota, USA, Jul 2007- Aug 2007 Immersion language learning camp for middle school and high school students. Taught Japanese through activities, such as creation of a camp newspaper, aikido and taiko

 
   

研究員:佐藤 有里 Yuri Sato

佐藤 有里さんのお写真  

【学歴】2006年 国際基督教大学 教養学部 国際関係学科 卒業(学士)。主に言語学の分野を学び、第二言語習得やバイリンガリズムに興味をもつ。卒業論文タイトルは「Multilingualism in Malaysia」(社会言語学の観点からマレーシアの多言語社会について考察)。

【職歴】株式会社ノヴァ(職務内容:英会話教室の営業・運営)、South Pacific Free Bird株式会社(職務内容:海外留学の営業・カウンセラー)、ワールド・ファミリー株式会社(職務内容:子ども向け英語教材ユーザーを対象とした情報誌の企画・原稿執筆、イベントの企画・運営)での勤務を経て、2018年より現職。主に、文献研究や記事執筆、取材、翻訳を担当。

   

研究員・事務局:本郷 雅英 Masahide Hongo

【学歴】1996年 早稲田大学第一文学部文学科英文学専修卒業(学士)。主に英文学や言語学の分野を学ぶ。卒業論文タイトルは「日英語比較」。

【職歴】1996年松井証券株式会社入社。営業を経て経営企画部門に従事。2001年同社を退社。2001年ワールド・ファミリー株式会社入社。インターネット・マーケティング部門でオフィシャルサイトの運営やメール・マーケティング施策等に従事。現在はIBS研究員として研究者への取材やIBSの広報活動に従事。

 

【教育関係者およびメディアの皆様へ】

当研究所の活動やサイト内に掲載されている論文等に関するご質問、取材のご依頼などは、以下までメールにてお願いいたします。ご返信に時間を要する場合がございます。ご了承くださいませ。

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